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202042日()

高校が「eポートフォリオ」導入 活動記録を振り返り活用

eポートフォリオの操作の仕方を習う生徒=大分市玉沢の大分雄城台高
eポートフォリオの操作の仕方を習う生徒=大分市玉沢の大分雄城台高

 部活動や資格取得など、生徒が学校内外での活動記録を電子データで蓄積していく「eポートフォリオ」に取り組む学校が出てきた。2020年度からの新たな大学入試制度への活用と、生徒の学ぶ意欲の向上につなげることを目指している。
 eポートフォリオは、生徒の主体性を多面的に評価することが制度に加わることを見据えたシステム。文部科学省が構築したシステムに、民間教育事業者のサイトも連携しており、データを移行できる。
 利用は各学校、個人の判断に委ねられている。大分合同新聞が6月、大分市内の普通科県立高校を対象に調べたところ、3校が実施中、2校が検討中だった。紙媒体で活動記録を残している学校もあった。
 大分雄城台は本年度から取り組み始めた。5月下旬、1、2年生約470人を対象に説明会があり、サイトの運営会社社員が「記録を残しながら何を学び、どう生かすかを考えることは新たな成長につながる」と意義を説明。生徒は自分のスマートフォンを使って操作法を習った。
 2年の大橋世偉(せい)さん(16)は「その時々の経験を文字で残すことで振り返れるのがいい」。1年の藤井彩恵(さえ)さん(15)は「反省点などを自ら進んで書くことがなかった。見つめ直すことで自分を高めたい」と意気込んだ。
 生徒の活動記録は教諭も閲覧でき、同校の授業改善の取り組みと併せて指導に役立てるという。「日頃の様子を知ることで、より細やかなアドバイスができる」とキャリア教育担当の小倉幸治教諭(57)。「振り返りから気付きを得て、自ら解決策を考えたり、行動を起こす力を培ってほしい」と話した。

※この記事は、7月8日 大分合同新聞 朝刊 11ページに掲載されています。

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