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桃太郎像が結ぶ縁 玖珠町と北九州市が交流

 玖珠町森の旧久留島氏庭園で19日、庭園内の桃太郎像を縁にした、同町と北九州市とを結ぶ交流イベントが催された。戦時中の金属供出などの危機を乗り越え、同市から寄贈された像。平和講座などを展開する北九州市立平野市民センターの受講生や北九州市立大の学生ら約50人が訪れ、町民と絆を深めた。
 像は町出身の口演童話家・久留島武彦(1874~1960年)が制作を依頼。1924年に3体が完成し、1体は北九州市の旧到津(いとうづ)遊園(現・到津の森公園)に設置された。地域住民らの手で戦禍から守られ、49年に玖珠町へ寄贈。一連の経緯を同市の絵本作家、原賀いずみさん(60)が「ももたろうからのてがみ」で作品化し、絵本を読んだ同センターの職員が同町での研修を企画した。
 交流会には、町内のこども園や幼稚園の園児ら計約100人が参加。町民でつくる「森童謡を歌う会」が久留島武彦にゆかりのある歌で一行を出迎えた。和太鼓を通じて平和の尊さについて考える取り組みをしている同大の学生3人が迫力あるステージを披露した。
 原賀さんも同行し、「桃太郎像を中心に、これからも人と人をつないでいきたい」と笑顔を見せた。
 くしくも19日は久留島武彦の誕生日。一行は感慨深そうに、併設する久留島武彦記念館などを見学した。
 宿利政和町長は「今回を機会に、両自治体の関係性をさらに深めていきたい」と話した。
※この記事は、6月26日大分合同新聞朝刊13ページに掲載されています。
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