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猪川内岩屋堂再興へ 中津市三光の八面山

次世代の誇りに、「継承に協力を」

 地域で「母なる山」と慕われる中津市三光の八面山で、麓の「猪川内(いのこち)岩屋堂」(田口)を再興するプロジェクトが進められている。地元の地域おこしグループ「元気会」(倉迫淳也代表)が発案した。整備には誰でも参加できる。「山の歴史、文化に触れてほしい」。今月中旬までネットのクラウドファンディングを通じて制作資金も募る。

 かつて修験道の活動の場だったという同山。岩屋堂は「峯入り」順拝地の一つだった。頂上から北東約1キロに位置する。箭山神社を真正面から見上げることができ、林道から約300メートルほどの岩窟に神秘的にたたずんでいた。時代の流れで建屋は30~40年前に朽ち果て、同会のメンバー秦忠広さん(市地域おこし協力隊)が2年前に訪れた時には石造と木造の仏像2体と、建屋の柱が数本横たわるだけだったという。
 「千年以上もつながれていた歴史や文化が野ざらしのままになっている。何とかしたい」と同会が発起。継承のためにも「多くの人に関わってほしい」と昨秋にプロジェクトを打ち出した。
 本格的な着手は3月ごろから。「雰囲気もロケーションもいい。観光資源につなげたい」と同会。すでに有志が岩窟に至る傾斜の足場整備を始めた。「八面山を知るきっかけにもなる。多くの人に参加してほしい」
 奇しくも地名には干支(えと)の「猪」が入る。秦さんは「地域づくりの輪を広げ、活性化の弾みにしたい。次世代の誇りにもつなげたい」と張り切る。
 問い合わせは秦さん(☎080-1543-9428)へ。

<メモ> 八面山は標高659メートル。県北、豊前地域を代表する山。頂上の箭山神社は薦神社(宇佐神宮の祖宮)の奥宮と知られ、和気清麻呂の伝承もある。神仏混交の山岳信仰の形態を取りながら発展した。修験者の活動は平安から明治初めごろという。
※この記事は、1月1日大分合同新聞朝刊23ページに掲載されています。
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