テレビ東京で放送中の『新美の巨人たち』(毎週土曜 後10:00)で、4月は“シリーズ時代の真ん中で”と題し、日本の激動の時代だからこそ生まれた、歴史を彩った建築やアートを、4週にわたって特集している。
【番組カット】歴史を感じる…“荻外荘会談”が行われた近衛文麿の旧宅内部
第1弾(4日)は明治編≪辰野金吾「東京駅とステーションホテル」≫、第2弾(11日)は大正編≪竹久夢二の大正ロマン「長崎十二景」≫の美をひも解いたが、第3弾となる18日は昭和編、第4弾となる25日は平成編を放送する。
昭和編(18日)で焦点を当てるのは、東京・荻窪にある明治から昭和にかけて活躍した建築家・伊東忠太設計の≪近衛文麿旧宅「荻外荘」≫。激動の時代、3度にわたって総理大臣を務めた近衛文麿の自宅だ。日米開戦前の不穏な空気のなか、この家で、世にいう“荻外荘会談”が行われ、近衛文麿と東条英機が火花を散らした。昭和史の大きなターニングポイントの舞台となった「荻外荘」とは、どんな空間なのか。歴史の痕跡をたどるアートトラベラーは俳優・菊川怜。異彩を放った「荻外荘」のドラマを、建築の美しさと共にひも解く。
シリーズのラストを飾る平成編(25日)で焦点を合わせるのは、人体と機械の美を追求し続けるアーティスト・空山基≪AIBO原画とロボットアート≫。バブル崩壊で世の中が沈滞する平成11年、初代「AIBO」が発表され、旋風を巻き起こした。このデザイン画を手掛けたのが、現在79歳の世界的イラストレーター・空山基。当時“未来を先取りした”といわれ、テクノロジーとアートが融合した空山の作風は、世界に多くのファンとフォロワーを生み出した。そんな空山ワールドの魅力に迫るアートトラベラーは、番組初登場、大のメカ好きとして知られる歌手・西川貴教。ロボットアートを前に西川は何を思うのか。
■菊川怜 コメント
住居って、目に見えない部分でも、住む人にダイレクトに影響を与えるものだと思う。その意味で、住宅はアートなんですね。荻外荘という建物は、近衛文麿という人物とその時代に交わって、時間を共にして、思考に影響を与え、力を及ぼしたんじゃないかって思うんです。その日常生活の積み重ねによって、歴史が作られ、人の記憶にも刻まれていく。やっぱり荻外荘は、なくてはならない存在だったなと。そして建物だけが、今も残っていると。
■西川貴教 コメント
今回、初めて番組に出演して、作品を通して空山さんの色々な面に触れることができました。ものすごく魅力的な方で作品もご本人のような生命力に溢れたもので、僕らミュージシャンというか音楽とも結びつきが強かったり。アトリエで作品が創造されていく様子を間近に見させていただく機会もあってものすごく刺激になりました。AIで何でもできちゃう世の中にあって、手でこの表現をされている素晴らしさというのを、本当に感じ入りました。
■番組プロデューサー・深堀鋭氏(日経映像)コメント
アーティストがその時代の空気感に敏感であることは誰しも想像がつくと思います。だからこそアートが時に時代を先読みしたり、歴史の表舞台に躍り出たりすることがあるのかもしれません。4週連続で時代の中心にあった作品を取り上げている4月、後半は昭和という激動の時代、太平洋戦争前夜のニッポンで国の命運を分けた大激論の舞台になった、決して豪華とはいえないけれど心地よい木造住宅に秘められた物語。そして平成は、バブル崩壊の沈鬱なムードの中で、心を癒やすペットロボット誕生に大きな力を与えた一枚のデザイン画。AIが当たり前になったいまだからこそ、生命と機械が融合するイメージは未来を予言したかのように思えてきます。様々にユニークな視点からアートの読み解きをご紹介している「新美の巨人たち」、これからもいろんなアートが登場します。ぜひお楽しみに!
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