4月29日『ONE SAMURAI 1』のロッタン戦で格闘技を引退する武尊 【撮影/宇高尚弘】 (C)ORICON NewS inc.
今月29日に行われる『ONE SAMURAI 1』(有明アリーナ)のロッタン戦で、現役生活に幕を下ろす“ナチュラルボーン・ラッシャー”武尊。引退を惜しむファンの声に応えるように、フリマアプリ「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」と武尊がコラボレーションし、限定クッズが発売されることが決定した。
【インタビュー動画】武尊が語る、格闘技人生の終止符「絶対に勝って終わりたい」
引退試合が迫っている貴重な時間に、オリコンニュースは武尊のインタビューに成功。 自身のこれまでの試合の写真を使うなど細部に込められたグッズへのこだわりや、自身のファッション観、さらに妻でタレントの川口葵とのプライベートのエピソードまで、ファイターではなく“一人の人間”として武尊に迫ってみた。
■引退記念アイテムに込めた強いこだわり「僕の好きなテイストが完成しました」
――今回のSNKRDUNK(以下、スニダン)とのコラボレーションによるグッズについて、感想を教えてください。
【武尊】スニダンさんは僕も普通にユーザーとしてアプリを使ったり、お店に行っていたので、コラボが決定してすごくうれしかったです。出来上がったグッズもめちゃくちゃカッコいいですし、僕もアイデアを出させてもらいながら僕の好きなテイストのアイテムが完成しました。
――武尊選手の写真が使われたアイテムもあります。
【武尊】自分がやってるブランド「UPD’T-UNPRECEDENTED」では、自分の写真をプリントすることは基本的にないんです。写真を使うと、どうしても“グッズ感”が出てしまうので、基本的に避けてきました。でも、今回は引退記念ということで写真を使いましたが、普通にバチッと着られる仕上がりになっています。色も僕が好きな、ちょっと古着っぽく色落ちさせたグレーのような黒にこだわりました。
――武尊選手の写真も販売されるんですよね。
【武尊】はい、写真を販売するのは初めてかもしれないです。僕の格闘技人生を象徴するような、試合直後や練習中、試合中に笑っているシーンなど、大量の写真の中から選びました。引退はファンのみなさんにとって寂しいことかもしれませんが、こういう形で皆さんに自分の姿を残せることは、僕もうれしいです。
――武尊選手は洋服のこだわりが強く、テレビ収録なども用意された衣装ではなく、私服で出演されているんですよね?
【武尊】初期の2~3回は衣装で出たこともあるのですが、自分がその時に着たいものを着るのが一番なので、今は全部自前の私服です。服によってメンタルがすごく左右されるタイプで、着たくない服を着ていると一日中ずっと気分が上がらなくて。なので、朝の気分でその日の自分が一番上がる服を選んでいます。
――クローゼットはどのように整理されているんですか?
【武尊】家を建てた時にウォークインクローゼットを廊下くらいの長さで作りました。アウター系・シャツ系・Tシャツ・パーカーとカテゴリーごとにお店みたいに並べています。動線も考えて入り口を2つにして、目の届かない場所がないようにしています。少し前に買った服を着たいなと思って、クローゼットを探してるうちに「こんな服あったっけ?」ってこともよくあります(笑)。
――服の断捨離はされるんですか?
【武尊】着なくなった服は後輩にあげたりしています。大きなダンボール5〜6箱分をジムに持って行って「好きなのを持って行っていいよ」というサンタさんみたいな感じで(笑)。自分は高いブランドものは基本的に買わないし、外食もほとんどしないで、本当に服を買うのが唯一の趣味なんです。古着が好きで、最近は高くなっていますが、そこはお金をかけちゃいますね。アメリカに練習に行っても、帰りはキャリケース2個がパンパンになるくらい服を買ってきてます(笑)。
■妻・川口葵とは洋服をシェア「価値観が合うから買い物も楽しい」
――そもそも、武尊選手がファッションに目覚めたきっかけは?
【武尊】中学校の頃、地元の鳥取の商店街の古着屋にいた古着をリメイクをしてくれるおじさんとの出会いです。500円くらいで新品のデニムにダメージを入れてくれたり、いろいろリメイクしてくれて。そこで、買ったものをそのまま着るんじゃなくて、自分でカスタムして着る楽しさを教えてもらいました。その方は亡くなってしまったのですが、生前にカスタムのやり方も教えてくれたので、自分で作る楽しさも感じたのがファッションの原点ですね。
――それがテレビ番組『プレバト!』の「古着リメイクの才能ランキング」で1位獲得にもつながっているんですね。
【武尊】そうですね。おじさんに教わったリメイク技法が、時を経てつながっていったのはうれしかったです。もし僕が格闘家になっていなくても趣味としては服作りをやっていたと思います。今も、洋服で稼ぎたいというよりも「自分で作りたいものを作れたら」という気持ちでブランドをやっています。
――ファッションのこだわりといえば、アディダスとカニエ・ウェスト(現Ye)のコラボ「YEZZY(イージー)」のスニーカーをコンプリートされていたとか。
【武尊】めちゃくちゃ集めていました!履きやすくてデザインがかわいくて動きやすいので、1つのモデルだけで30足くらい持ってるほどハマりましたね。新作が出るたびに買っていたし、昔のレアなモデルが欲しくてロサンゼルのショップでわざわざ行って、プレ値で買ったこともありました。
――今はそのコレクションは?
【武尊】本当に履くスニーカー以外は、人にあげちゃいました。僕は売りたいとか資産にしたいって気持ちがないし、履かないと靴がかわいそうなので。とはいえ、引越しのときにだいぶ減らしましたが、今も自宅には3桁の靴があると思います(苦笑)。
――奥様の川口葵さんもファッション業界で活躍されていますが、一緒にショッピングに行かれることはありますか?
【武尊】趣味が共通しているので、めちゃくちゃ行きますね。2人ともブランドものに興味がないし、奥さんもずっとネットで服のサイトを見ているくらい、服そのものが好きなんです。クローゼットは僕と奥さんのそれぞれのコーナーと、中央に「共有コーナー」があります。体のサイズは違いますが、奥さんはオーバーサイズで僕の服を着られるし、逆に奥さんの服で僕も着れるものもあるんです。お店で服を見ていて、僕が「これかわいい」って言うと、奥さんも「同じことを思ってた」ってなることが多くて、価値観が合うから買い物も楽しいですね。
――おそろいコーデもするのでしょうか?
【武尊】完全なおそろいは少し恥ずかしいのでしないですが、同じブランドでちょっとデザインの違う服を一緒に着ることはあります。この前は、Levi’sで2人でオーダーデニムを作って、生地は同じでステッチの色だけ変えてみました。
■引退宣言は「負けたら悔しくて次と言ってしまうから」平常心で有終の美へ!
――ファッションの話もまだまだ聞きたいのですが、目前に迫ってきた引退試合についても聞かせてください。引退の実感は沸いてきましたか?
【武尊】試合まで2か月を切ったころから「もうすぐ終わるんだ」と感じ始めています。ただ、試合が終わるまでは感傷に浸りたくない。変な感情が入ると気持ちがブレそうなので、いつも通りに勝つことだけを考えて仕上げていきます。
――引退を事前に宣言されたのは、どんな思いからですか?
【武尊】実は3〜4年前から、毎回「今回が最後だ」というつもりで戦ってきました。でも、自分で思っているだけだと、負けたら悔しくてまた次やりたくなってしまう。だから、逃げられない状況を作るためにファンの皆さんの前で宣言しました。自分にプレッシャーをかけて、何が何でも勝って終われる自分を作るためです。
――最強の相手・ロッタンとの再戦は、まさに格闘家としての武尊選手の集大成になると思います。そんな試合を見届けるファンの皆さんへ、最後に意気込みをお願いします。
【武尊】次の試合が、僕が格闘家として戦う最後の姿になります。ファンの皆さんに「武尊を応援してきてよかった」と思ってもらえるような試合を見せて、必ず勝つ。そのために毎日努力していますので、その姿を最後に見ていただけたらうれしいです。今回の引退グッズを着て、会場で応援してもらえると力になります!
●「武尊×SNKRDUNK」コラボグッズ詳細
・販売開始 4月24日 午前11:00~
・販売方法 スニダンフラッグシップストア/スニダンアプリ
・販売アイテム 直筆サイン入り額装・Tシャツ・トートバッグ・キャップ・スパイス・ステッカーなど全12商品