Hey! Say! JUMPの伊野尾慧と俳優の松本穂香がW主演する、ABCテレビ・テレビ朝日系日10ドラマ『50分間の恋人』(毎週日曜 後10:15)。3月15日(日)放送の最終話を前に山下浩司プロデューサーが伊野尾と松本、スタッフとチーム一丸となって作り上げた今作の裏側と2人の魅力について改めて話を聴いた。
【写真】伊野尾慧の後輩・黒田光輝も活躍中
ゲームソフトメーカーに勤務する菜帆(松本)は、恋愛は二の次で仕事一筋な堅実女子。そんな菜帆はある日、ひょんなことがきっかけでAIだけが親友という変わり者イケメンの晴流(伊野尾)と“お弁当を30回つくる”という契約を結ぶことになる。
お昼休み50分間を共に過ごすうちに距離が縮まる2人だが、いがみ合っている会社に勤めていることが発覚し、突じょ隠さなければならない秘密の関係に。晴流のズレた言動に振り回されつつも、彼の優しさ真っすぐさに菜帆は次第に惹かれていく、ズレきゅんラブコメディー。
――ドラマの企画意図を教えてください。
この日曜10時枠は、日曜の夜にドラマを見て前向きな気持ちになってもらい、月曜からの日常を過ごせるよう「見る人の背中を押す」というコンセプトで始まりました。今作は、ラブストーリーを軸にしつつ、私はバラエティー出身でもあるので、コメディータッチの作品にできればというのが出発点です。
そこで着目したのがお弁当でした。日本の食文化であり海外でも通じる存在で会っていない時間にも相手を思いながら作ったり買い物したりできる。恋愛を描く上で、とても相性の良いツールだと感じました。プロデューサーチームで話し合い、お弁当をきっかけにした物語を作れないかと企画が進みました。
――キュンとさせつつもコメディー要素も強いですが、バランスはどう考えましたか。
私自身もプロデューサーの植田博樹さんもサスペンス系に関わることが多く、いわゆる王道ラブストーリーからは少し距離がありました。一方で制作会社・AOI Pro.の森田美桜さんはラブストーリーに強い。そこでラブの軸は森田さんや金井純一監督に託し、私たちは“普通のラブストーリーにしすぎない”方向に振っていきました。
――以前、伊野尾さんがキュンとするシーンはスタッフ・キャストが協力して作り上げているとおっしゃっていました。難しかったところや印象的な場面はありますか。
キュンとする場面づくりは、脚本の意図を生かしながら、現実に落とし込む作業の連続でした。森田さんや金井監督、演出チームと助監督の男性2人で何度も検討し、現場で伊野尾さん、松本さんとも相談しながら作り上げていきました。
印象的なのは第1話の出会いのシーン。転びそうになる菜帆を晴流が抱き止める場面では、アクションチームにも入ってもらい、松本さんには何度も大きく跳んでもらいました。映像以上にダイナミックな動きで、強く印象に残っています。第4話のエプロンを結ぶシーンも苦労しました。距離の近さに晴流が動揺する流れですが、「本当にこんなこと起きるか?」と現場で30~40分議論し、10人ほどで試行錯誤しました。違和感が出ないよう感情のつながりを大切にしながら作った場面です。
あと第5話ラストに伊野尾さん(晴流)が大声で叫ぶシーン。伊野尾さんがあんなに大声で叫ぶとは…。音量も最大級で、撮っている側も驚きました(笑)。でもそれが逆に良くて。それまで押さえていた感情を急に爆発させる晴流の不器用さなどがこめられている気がします。
――晴流と菜帆をみているとつい応援したくなります。W主演のお2人のキャスティング理由を教えて下さい。
晴流は天才肌で少し変わった人物だけど、カッコよくいられる方として伊野尾さんの名前が挙がりました。伊野尾さんならもっといける!と決定後は当て書きのように変な行動が足されていきました。クールでありつつ素の部分ではかわいいとも言われる。日常生活で周りにいなそうな伊野尾さん独特の感じが天才として、いくら変なことをしても違和感がないとなり、オファーさせていただきました。
菜帆は物語の中の“変な部分”、違和感を視聴者の代わりに指摘する存在。コメディーとして成立させるために、分かりやすく言うとツッコミ役までお任せ出来る方が必要でした。
松本さんは別作品での自然体な演技とコメディー演技が非常に印象的でお願いしました。
――実際に演じる姿を見て改めて感じた魅力はどこでしょうか。
伊野尾さんはお芝居はもちろん、ご本人はかつては人付き合いが得意ではなかったとおしゃっていましたが、座長として現場をまとめ、分け隔てなく声をかけて盛り上げてくれる存在。裏での一体感づくりがすばらしかったです。
松本さんは芝居への情熱やこだわりがすばらしい。僕も一緒にやっていて刺激的だし、伊野尾さんともずっと相談している姿が印象的でした。ラブコメではあるけれど“コメディーだから”と処理せず、物語の流れとして感情を積み重ねたいという姿勢が、作品にリアリティを与えてくれたことで松本さんには助けられました。
――伊野尾さんと松本さんのお芝居の相性を感じたところはありますか。
伊野尾さんは気遣いの人。周りのことを察して1を10にして言語化してくれる頭の良さがあるので、現場のホットラインのような存在でした。
2人のシーンでいえば、晴流と菜帆がキッチンで料理をするシーンは本編ではダイジェストのように流れるのですが、芝居と素の間のような自然な空気感で演じられていたのか表情も本当に良くて。セリフがなくてもニヤニヤしながら見てしまいました。
――他のキャストさんも豪華で個性的な方がたくさんいらっしゃいますが、現場で印象的だったエピソードはありますか。
ジュニアの黒田(光輝)くんはGP帯の連ドラ初出演で非常に真面目。自分の撮影が始まる前から見学に来て、姉役である松本さんとの関係づくりに努力していました。それがきっと松本さんもかわいく思えたのか、撮影が始まる頃には本当に仲良くなっていました。黒田くん本人はその努力をなかなか認めませんが(笑)。また、ちょっと抜けてる部分もあり、それを松本さんにイジられたり、伊野尾さんがほほ笑ましく見守っている構図も印象的でした。木村多江さん、高橋光臣さんはぶっ飛んだ芝居をしつつも、裏では頼れる存在で現場の精神的支柱になっていました。
――最終回の見どころをお願いします。
物語を通して描いてきたものの一つには、かつて成功し、今はスランプにある晴流の再生があります。ただ、菜帆の一言で突然復活するような展開にはしたくありませんでした。お弁当というキーアイテムを通じ、恋愛とは別に仕事も頑張ってきた菜帆がどう支えるのか。菜帆がいなければ晴流は立ち直れなかったと思える物語にしています。
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