TBSラジオ『SCALP D presents 那須川天心のかんきもラジオ』に生出演した那須川天心 (C)ORICON NewS inc.
24日にボクシング・WBC世界バンタム級王座決定戦で井上拓真に判定負けした那須川天心が、試合翌日の25日にパーソナリティーを務めるTBSラジオ『SCALP D presents 那須川天心のかんきもラジオ』(毎週火曜 後10:00)に生出演した。
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12ラウンドの激闘からわずか24時間後、「負けました。めちゃくちゃ悔しいです」と率直な胸中を10分にわたる一人語りで届けた天心。アシスタントの近藤夏子アナが読み上げたリスナーからのメッセージを聞き入り、鼻をすする場面もあった。
オリコンニュースは生放送を終えた直後の天心にインタビューを実施。1時間のラジオでは語りきれなかった思いや、今の時代だからこそのラジオへのこだわり、この日を最後に産休に入る近藤アナへの感謝などを語ってくれた。
――ラジオ生放送おつかれさまでした。今日のラジオはいつも通りの感じでスタジオに来ることができましたか?
【天心】今日は来たくなかったです。来たくなかったですけど、やると決めたものはやり切るのがプロの仕事だと思いますので、しっかりとやりました。
――ラジオを待ってくれているファンのために?
【天心】ファンもそうですし、自分自身にもです。ラジオは好きでやってるわけですから、そこは投げてはいけないと言いますか、自分の美学みたいなものがあります。勝っても負けても人生は続きますから、引き続きやっていかないといけないことがあります。
――ラジオは楽しいですか?
【天心】めちゃくちゃ楽しいですよ。今日で(近藤)夏子さんが産休に入られるんですけど、掛け合いが毎週のルーティーンになっていて、自分の格闘技とかいろんな発想のインスピレーションになっていました。だから、出会いって大事だなって改めて思います。
――ラジオは30分の番組も多いですが、1時間がちょうどいい?
【天心】1時間もあっという間なので、全然2時間ぐらいできますよ。最近、やっとラジオが根付いてきたんですよね。「ラジオ聞いてます」ってファンの声がすごく多いし、ラジオきっかけで僕のことを知ってくれた人もたくさんいらっしゃって、今日の放送にもいっぱいメッセージをいただきました。ラジオは浸透するまでにすごい時間がかかるって言われたんですけど、今の時代だからこそやる価値がある、自分の言葉で伝えるっていうのが大事なのかなって思います。
――今日の放送はリスナーからのメッセージを聞いていて、鼻をすする場面もありましたが…。
【天心】ありましたね、ちょっと風邪を引いてしまいまして(笑)。花粉症とかではないんですけど、なんか鼻水がめっちゃ出てしまいました。感極まったわけじゃないです、“かんきも”ですって感じで、まぁまぁ、ね…(笑)。
――ラジオを聞いてくれた方の想像にお任せしましょう(笑)。
【天心】そうですね、でも生の声ってズルいですよね。夏子さんの読み方も上手いし、皆さん本当に温かいので、ラジオっていう自分の本当の素を出せる場所があって良かったです。試合後の会見は自分でいろんなことを処理して、表に出るので堂々としていましたけど、1日経って新しい感情も生まれて、そういうところを包み隠さず今回は話せたかな。
――テレビでもYouTubeでもなく、ラジオだから話せることがあるんですね。
【天心】声で伝えるのってすごく大事ですし、自分の世界というか庭がこのラジオだと思っています。わざわざこの番組を聞きに来てくれて、声だけだと情報が少ないけど自分で想像しながら楽しめることに価値があって、僕のすごく好きな空間です。
――これからもラジオは続けていきますか?
【天心】もちろん、まだまだ続けていきますよ!ありがとうございました!
■大激闘の翌日の放送はRadikoのタイムフリー機能で放送後1週間は無料で視聴可能。また、アフタートークも聞ける再編集版はポッドキャストで配信される。