京都市伏見区の桂川西岸の遺跡で見つかった、「中世淀城」の一画と考えられる堀の遺構=4月(市埋蔵文化財研究所提供)
京都市伏見区の桂川西岸の遺跡で、室町時代に築かれた「中世淀城」の一画と考えられる長さ約100メートルの堀や、道路の遺構が見つかり、市埋蔵文化財研究所が31日、発表した。中世淀城の遺構確認は初めて。研究所は「所在地や構造などが不明な城の実態を解明する上で貴重な発見だ」としている。
研究所によると、調査地周辺は1504年には「淀の城」があったとの史料がある。石垣などが現存する江戸時代の淀城以前には、室町時代の中世淀城や、豊臣秀吉が側室の茶々(淀君)を住まわせた安土桃山時代の「淀古城」があったとされる。