東京女子医大病院(東京都新宿区)で2014年2月、手術後に「禁忌」とされた鎮静剤プロポフォールを大量投与された男児=当時(2)=が死亡した医療事故で、業務上過失致死罪に問われた元研修医(44)を無罪とした東京地裁判決が、15日までに確定した。東京地検が同日、控訴断念を発表した。12日が期限だった。
執行猶予付きの有罪とされた麻酔科医の元准教授小谷透被告(66)側は既に控訴。地検は被告に対する控訴も断念した。市川宏次席検事は「判決内容を精査した結果」とのコメントを出した。
5月29日の判決は、元研修医の経験が浅かった点を重視。麻酔科や集中治療の専門医資格はなく、鎮静剤の危険性を認識するのは困難だったと判断した。
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