街頭で受けたインタビュー動画がインターネット上で公開され、複数の中傷コメントが付いても削除要求に応じず被害を広げたとして、出演した女性が東京都の制作会社に動画の削除と慰謝料など220万円の賠償を求めて東京地裁に提訴したことが13日、分かった。女性の代理人弁護士によると、街頭取材を巡る賠償請求訴訟は珍しい。
提訴は5月24日付。訴状によると女性は2024年、東京・表参道を散策中に制作会社のスタッフにネット番組「街角給与明細」への出演を依頼された。了承すると、動画に関する権利を一切放棄し、異議を申し立てないとする内容の「出演承諾書」へのサインをすぐに求められ、内容について全く説明もないまま署名。その場で収入や貯金額などを尋ねられる様子を撮影された。
動画がユーチューブやTikTok(ティックトック)で公開されると、女性の外見をやゆしたり、発言をうそだと否定したりする中傷コメントが複数付いた。動画の削除を求めても、制作会社は出演承諾書を理由に拒否した。
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