ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=18日(ロイター=共同)
【ワシントン共同】トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は18日午後(日本時間19日未明)、ワシントンのホワイトハウスで会談した。トランプ氏は冒頭、戦闘終結後にロシアの再侵攻を警戒するウクライナが米欧に求める「安全の保証」への関与を明言。「強力な保護と安全を提供する」と述べた。ゼレンスキー氏は「米国が強いシグナルを発することは重要だ」と歓迎し、ロシアのプーチン大統領を交えた3者会談の「用意がある」と訴えた。
米ウクライナにフランスのマクロン大統領や英国のスターマー首相ら欧州首脳が加わった拡大会合も実施。欧州からも米国の対応を評価する声が上がった。会合では安全の保証に関する米欧の役割分担など枠組みのほか、現状の戦線を踏まえたウクライナとロシアの「領土交換」を議論した。
トランプ氏は終了後にプーチン氏に電話で結果を説明し、米ロとウクライナの3者会談を調整する。
トランプ氏は米国が安全の保証に関与する条件として、ロシアが求めるウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)割譲を認めるよう迫る可能性がある。
トランプ氏は安全の保証を巡り「欧州各国が最前線に立つが、われわれも支援する」と話し、欧州側が多くを負担することになると述べた。記者団から米軍部隊の派遣の可能性を問われ、明確に否定しなかった。
プーチン氏が15日の米ロ首脳会談で、米欧による安全の保証を容認したと説明。ウクライナが主張する停戦は和平合意の必須条件ではないと表明し、和平を「長期的に維持できる」仕組みが必要だと指摘した。
米ウクライナ首脳がホワイトハウスで会談するのは、口論となり決裂した2月末以来。今回の2国会談で、ゼレンスキー氏は地図を使って戦場の状況を説明した。
ウクライナは占領地をロシア領と認める割譲は拒否するが、一部の暫定的な実効支配は容認せざるを得ないとの立場だ。ゼレンスキー氏は「領土など敏感な問題は、3者会談で議論することが非常に重要だ」と述べた。
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