21日、米ワシントンで記者団の取材に応じる小池百合子東京都知事(共同)
【ワシントン共同】小池百合子東京都知事は21日、参院選で自民、公明両党が大敗し、衆院に続いて少数与党に陥った結果について「安定が日本の売りだった。不安定化につながることを懸念している」と述べた。訪問先の米ワシントンで記者団の質問に答えた。
小池氏はこれに先立ち、シンクタンク「ハドソン研究所」のイベントで講演した。参院選の受け止めを問われると「残念ながら、国家安全保障のような長期的な課題に対する骨太の議論がなされなかった」と語った。
争点が物価高対策などに集中し「(6月の)都議選と似通っていた」と指摘。任期6年の参院議員の議論は「より幅広く、国際的で未来志向であるべきだ」と話した。
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