「専門家と名乗るのが恥ずかしかった」人が、旗を立てて人生を動かすまで──PABLOSで“未来の肩書き”を先に引き受けてもらう理由

「何でもできる人」から「YouTube広告といえば、この人」へ   ― デジタル図書館PABLOS 開発ストーリー ―

■未来の肩書きはただの呼び名ではなく、自分がどこに“旗”を立てるのかを決める行為

私たちパブロス株式会社が運営するデジタル図書館「PABLOS(パブロス)」では、利用者に「未来の肩書きを、先に引き受けてもらう」ことを大切にしています。まだ完成していなくてもいい。これからそう生きると決めた言葉を、先に掲げてみる──その一歩を、信じてくれる仲間のいる場で踏み出せるように設計してきました。

本稿では、この考え方がなぜ生まれたのか、そしてそれが一人の利用者の人生を仕事の面でも、人生の面でも大きく動かしていった物語を、館長・神田昌典の視点からお伝えします。インタビュー動画はこちらからご覧ください

■ なぜ私たちは「未来の肩書きを、先に引き受けてもらう」のか

肩書きは、見栄でも飾りでもありません。自分の未来を先に言葉にし、そこへ現実を引き寄せていくための“旗印”です。そして、その旗印はひとりで立てるより、信じてくれる仲間がいる場で立てるほうが、ずっと強くなります。


自分ではまだ半信半疑でも、周りがそう呼んでくれる。周りがその未来に先に光を当ててくれる。だからこそ、自分も少しずつ、その未来に追いついていける──この循環を生み出すことこそ、私たちがPABLOSというコミュニティに込めた狙いです。その効果を、もっとも鮮やかに体現してくださった利用者がいます。

■ 「何でもできる」が、かえって「何者かわからない」を生んでいた

与口さんがPABLOSに参加したのは、かなり早い時期でした。まだ場の名前が固まる前から関わり続けてきた、初期メンバーのひとりです。もともと実力は十分にありました。YouTube広告もできる。Meta広告も分かる。リストマーケティングも、コピーも分かる。けれど、その強みが多かったからこそ、逆に「私は何者か」がぼやけていたのです。


あれもできる、これもできる。それは一見、強みに見えます。しかし市場から見ると、「結局この人は、何の専門家なのか」が伝わりにくくなる。ご本人の中にも、どこか定まりきらない感覚があったのだと思います。

■ 設計思想①──分野ナンバーワンを決め、「旗」を立てる

転機になったのは、「分野ナンバーワンを明確に決めたほうがいい」という、私たちからのメッセージでした。Meta広告は競合が多い。リストマーケティングは少し弱い。コピーも強みではあるけれど、ここ一本という感じではない。そうやって棚卸しをしていったとき、残ったのがYouTube広告でした。そこで与口さんは、「YouTube広告の専門家」と旗を立てます。

けれど、最初から堂々と言えたわけではありませんでした。むしろ、恥ずかしかったのです。


「“専門家”と言うほどなのだろうか。本当に自分がそう名乗っていいのだろうか──未来の肩書きを書いたとき、多くの人が感じるあの照れや違和感を、私自身もはっきり感じていました」

■ 設計思想②──仲間が先に呼ぶことで、現実が追いついてくる

それでも、与口さんは言い続けました。何度も、何度も。すると、不思議なことが起きます。最初は言葉だけだったはずの肩書きが、少しずつ自分の内側に染み込んでいったのです。


 しかも、自分だけではありません。周りの人たちが「YouTube広告の専門家の与口さん」と呼び始めた。場がそう認識し、そう紹介し、そのように仕事が集まり始めた。すると、現実のほうが肩書きに追いついてきます。依頼が増え、経験が積み上がり、自然と実力も高まっていく。その循環の中で、「名乗るのが恥ずかしい」という感覚は、静かに消えていきました。


結果として、売上も大きく変わります。最低だった時期と比べれば、10倍近く伸びたかもしれない。税理士が驚くほど、数字が変わっていたそうです。ただ、ここで大切なのは単に売上が上がったことではありません。肩書きを決めたことで、仕事の流れも、セルフイメージも、現実そのものも変わり始めた──ということなのです。

■ 肩書きの奥にあった、もう一つの物語──「親孝行がしたい」

この話は、単なるマーケティングの成功談では終わりません。与口さんの物語には、もう一段深い流れがあります。

PABLOSで学んだフューチャーマッピングのワークを通して、「自分はなぜ出版したいのか」という問いを遡って見つめたとき、そこに現れたのは、意外にもとても個人的な願いでした。それは、


「親孝行がしたい」──出版したら、親が喜んでくれるかもしれない。その想いが、自分の中にありました」


まだ商業出版ではないけれど、まずはKindle出版という形で一歩を踏み出します。その成果を実家で伝えたとき、ご両親は本当に喜んでくれた。本人の中では「まだ手前」という感覚があっても、親にとっては十分に誇らしい出来事だったのです。


さらに、その後のお父さまとのやりとりが、この物語をより深いものにしています。亡くなられる前、元気に話せた時間の中で、与口さんはこう伝えることができました。「いいコミュニティに入って、Kindle出版もできて、ビジネスもうまくいって、仲間もたくさんできて、本当に良かった」と。そして「もっと親孝行させてほしい」と話したとき、返ってきたのは、こんな言葉でした。


「もう十分してくれた。あとは、楽しく生きてほしい」

■ 肩書きとは、「これからそう生きると決めた人が、先に引き受ける言葉」

この一言は、とても大きいと私たちは思います。与口さんにとっての未来の肩書きは、ただ仕事を取るためのものではなかったからです。旗を立てることは、自分の人生を社会に示すことであり、大切な人に「私はちゃんと自分の道を歩いているよ」と伝えることでもありました。


未来の肩書きとは、完成した人だけが持てるものではありません。これからそう生きると決めた人が、先に引き受ける言葉です。最初から自信がなくてもいい。少し恥ずかしくてもいい。進みたい未来に向かって先に旗を立てれば、人の認知が変わり、仕事の流れが変わり、やがて自分の内側まで変わっていく。私たちがPABLOSという場で後押ししたいのは、まさにこの一歩です。


与口さんは、「何でもできる人」から、「YouTube広告といえば、この人」と言われる人へ変わりました。そしてその変化は、仕事だけでなく、人生の大切な人に誇れる生き方へとつながっていきました。

■ 結び:AI時代、私たちは「何者」として生きるのか

生きる意味は、過去の棚卸しだけでは見つかりません。PABLOSは、AIという翼を得て、未知のプロジェクトへ飛び込む人々を支援するデジタル図書館です。AI時代、私たちは「何者」として生きるのか。その答えは、PABLOSの中にある、あなた自身の“探究”の先に待っています。ご興味のある方は、まずは読書会情報をお届けする公式LINEにご登録ください。




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