ハセガワグループが「雪国の暮らしを豊かに」をミッションにリブランディング 令和8年8月8日(土)に上越教育大学講堂にて新ブランドローンチ記念講演を開催

住宅事業を展開するハセガワグループ(代表取締役社長:長谷川 覚)は、令和8年8月8日、上越教育大学講堂において「新ブランドローンチ記念講演会・トークセッション」を開催しました。創業75周年を迎え、「雪国の暮らしを豊かに」をミッションに、ロゴマーク・ミッション・ビジョン・バリューを全面的に刷新。

社員・協力企業・ゲストらが集う中、新たなブランドアイデンティティを正式に発表するとともに、断熱・住環境研究の第一線で長年研究を続ける岩前篤氏(※)(ウムヴェルト建築総合研究所 主宰/元 近畿大学副学長・建築学部教授)を迎えた基調講演・トークセッションが実施されました。


(※)岩前篤氏は、住宅の断熱性能と健康・快適性の関係について長年研究を重ねてきた研究者。高断熱住宅の研究・普及を推進するHEAT20(現・みらい建築・住宅研究機構)では、評価手法WGや検証WGの主査などを歴任し、住宅の断熱性能の評価や、高断熱化が居住者の健康・快適性に与える影響について研究・検証を続けてきた。また、国土交通省の補助事業による断熱性の高い住宅の設計ガイドに関する検討委員も務めるなど、住宅の断熱・温熱環境研究を長年牽引している。


|リブランディングの起点となったのは「社員の声」

創業75周年のハセガワグループがこれほど大規模なブランド刷新に踏み切ったきっかけは、「社員の声」でした。長年、上越・妙高エリアで長年実績を重ねてきた住宅会社として信頼を築き上げてきた自負がある一方で、激変する社会構造や競合環境の中で、社員たちの間には「現状のままで、果たしてこの先もお客様や地域に真の価値を届け続けることができるのか」という、切実な危機感が募っていました。

「現状を脱却し、もっと戦える会社へと変化したい。そのためにブランドイメージを一新し、新しい旗印を掲げたい」。そうした社員の強い申し出を受けた長谷川覚社長は、自ら変化を志す社員たちの熱意に深く感謝し、一部の組織改革や部分的な広報・業績向上の手段といったパーツの取り組みではなく、グループ全体の存在意義そのものから見直すことに踏み切りました。

|私たちの使命「この地に訪れる豊かな四季を 楽しむことができる住環境を」

上越・妙高という日本屈指の豪雪地において、これまでの家づくりは「厳しい冬の寒さや雪にいかに耐え、しのぐか」という、気候に対する受動的な対応が中心でした。そこで長谷川覚社長はひとつの大切な視点から参加者に語りかけました。

この地で暮らすことの真の価値に、私たちはもっと気づかなくてはならない。そして、この地で生き、働き、暮らしを紡いでいく人々をもっと幸せにすることが、私たちにはできるはずだ――。

こうした地元への想いが今回のリブランディングにおける核、ブランドミッションである「雪国の暮らしを豊かに」へと繋がっています。


日本全国でも有数の雪国であるこの上越エリアを、私たちは単に住宅を建設・販売するだけでなく、住まい、住環境、そして日々の暮らしを通じて、より豊かで幸せな地域にしていく存在になることを決意しました。そのためには、これまで以上により深く、より真剣に地域と向き合い、地域の人々と対話を重ねて、本質的な豊かさを提案・提供できる存在へと進化していく必要があります。

そこで不可欠となるのが、これまでの実績に甘んじない、より高度な技術的裏付けです。 当社は創業以来、雪国の住宅会社として独自の研究開発に力を注いできました。その成果にさらに磨きをかけ、世界や未来まで視野を広げて「雪国の暮らしの最先端」を担っていくため、今回のプロジェクトにおいては、断熱と健康・快適性の関係について長年研究を続けてきた岩前篤氏にお力を借りることになりました。

科学的な知見を携え、地域に暮らす人々の幸福に真っ直ぐに向き合う。

ハセガワグループは、その使命をすまいづくりを通じて果たしていきます。

|新ミッション「雪国の暮らしを豊かに」に込めた意味

新しいミッションは「雪国の暮らしを豊かに」、

ビジョンは「健康の先へ 科学的エビデンスが導く 人生が開花する家づくり」。

また、これらを具現化するためのブランドバリュー(行動指針)として、「家づくりに関わる9つの評価基準(※)に対し、雪国という特殊環境において最上の提案ができるプロフェッショナル」であることを新たに宣言しました。

※「家づくりに関わる9つの評価基準」とは 

土地選び、間取り、外観、防犯性、インテリアコーディネート、温熱性能、耐震性能、資金計画、チーム体制の9つを5段階で評価する評価基準


これまでの歴史とお客様との絆を強固な礎としながら、これからの「未来」における雪国の暮らしを、確かな技術と知見をもって最先端へと導いていく。

新ミッション「雪国の暮らしを豊かに」は、ハセガワグループが地域とともに歩むための、約束でもあるのです。

|新ビジュアルアイデンティティ

続いて、リノベスタハセガワ 部長の星野将人氏から、新ビジュアルアイデンティティが発表されました。

新ロゴマークは、上越・妙高を象徴する「雪」の結晶をモチーフに、結晶のフォルムを強固な「構造材」に見立てて再構築したものです。多角的に交差するラインは、ハセガワグループの多角的な事業展開と、地域を支える柔軟な姿勢を意味しています。また、右上方へと伸びる一筋のラインは、未来に向かって突き進む「先進性」と「躍進」を象徴しています。




そしてこの日、社員全員にゴールドの社章が手渡されました。社員一人ひとりが新ミッションを自らのものとし、地域を守る責任と誇りを新たにする、誓いの瞬間となりました。

|岩前篤氏基調講演「健康のその先へ、雪国で豊かに暮らすための家づくり」

特別講演では、断熱・住環境研究の第一人者である岩前篤氏が登壇。「健康のその先へ、雪国で豊かに暮らすための家づくり」と題し、高断熱な住宅への居住によって健康状態が改善するという自身の研究結果を、具体的なデータとともに解説。健康の維持増進は食事や運動といった生活習慣だけでなく、住まいのつくりによって大きく変わることを実証データをもって示しました。

岩前氏は、これからの雪国の暮らしにおいて、まず基本となるのは「高断熱で暖房・冷房がしっかりと効く家」であるといいます。かつてのように囲炉裏のまわりに家族が集まっていた暮らしから、各部屋の室温差がなくなることで家の中での居場所が多様化し、より自由な暮らしへと変化していきます。この多様化した「自由な暮らし」、本質的な「豊かな暮らし」を実現するためには、しっかりと休息ができて、日々の活力が湧くような住まいであることが極めて重要であり、それを実現するための「高断熱」「高気密」「換気システム」を高い水準で整える重要性を説きました。

|スペシャルトークセッション 岩前篤氏×田中宏和取締役専務×コマツアキラ氏

「生活必需産業である住宅を扱う会社が、まず地域において良い会社であり、そこに若者が就職して地域に貢献していくという好循環をつくることこそが、地方工務店に課せられた大きなテーマではないか」という、地域住宅産業の未来と可能性を示すテーマを起点に、活発な討論が行われました。

地方再生のあり方について、岩前氏は「これから地域の再生のコアになるのは地方工務店である」と明言します。


これを受け、リノベスタハセガワ 田中取締役専務はこう話しました。

「一棟一棟、良質な住まいが増え、幸せな地域住民が増えることは、上越・妙高の美しい暮らしの風景をつなげていくこと、広げていくことに直結する。この町の未来を豊かにしていくことを考えれば、一地方工務店として果たせる可能性はまだまだたくさんある。単なる性能値を超えて、健康、そしてその先に人生が開花する住まいという視点に立って取り組んでいくことが重要である」


若者の人口流出に対する懸念に対し、岩前氏は

「若い時に東京などでチャレンジすることは大変良いこと。地元に本当に魅力的な会社があると気づいた時、彼らは故郷に戻ってくる。だから地方の会社は、自信を持って若者を送り出せばいい」

と、地元企業のあるべき姿勢を語りました。


「東京でキャリアを積んだ人材が、戻ってきた際にしっかりと自己実現を果たし、充実できるような器(会社)をつくっていくことが極めて重要。今回のリブランディングを通じ、ハセガワグループが地域創生という社会課題の解決にまで手を伸ばしていくことが重要になる」

と議論がまとめられました。


また、セッションの中では「家づくりに関わる9つの評価基準」を軸に、技術と提案の具体策が深く掘り下げられました。


「防犯性」について

岩前氏は「絶対に泥棒に入られない、襲われないという確証(防犯性)がベースにあって初めて、心からゆっくり眠れる良質な睡眠環境が作られる」と提言。


「外観」「インテリアコーディネート」が果たす役割

ファシリテーター コマツ氏は「美しい外観や調和のとれたインテリアデザイン、適切な照明設計は、精神的なやすらぎを与え、人を若く健康に保つための重要な土台となる」と、アンチエイジングの学術知見を交えてその本質的な価値を強調しました。

「温熱性能」について

岩前氏が実施した2万4000サンプルを超える大規模調査によって、断熱性能の向上による健康改善効果が科学的に立証されています。それを受け、田中取締役専務はハセガワグループでリノベーションをしたオーナー様の健康改善や、人生をより豊かに暮らしているエピソードを例に出しました。

住宅ローンを資金計画として考える

インフレや金利上昇などの経済変化に能動的に対応すべく、ハセガワグループは「今年度中に営業スタッフ全員がFP3級を取得する」という具体的なインナーブランディングの取り組みを発表。住宅ローンを単なる借金ではなく「家族の人生を良くするための投資(資金調達)」として、高い金融リテラシーを持ってオーナー様に提案・伴走していくプロフェッショナルとしての確固たる決意を語りました。

|AI時代に突入。今こそ私たちが教養を高め、目指したいこと・やりたいことを明確に志すことが大切。

イベントの総括に、取締役常務の河野良久が登壇しました。

河野常務は、AIの急速な進化に伴う予測困難な時代変化に直面している今だからこそ、「私たちはこうありたい」「豊かでありたい」という人間としての強い意志を持つことの本質的な重要性を強調しました。

「どれだけ技術が進歩しようとも、単なる金銭的な充足ではなく、日常の中にある『美しい』『おいしい』『ありがたい』といった価値を主体的に感じ取る『感性』と、その背景にある物語を深く理解する『教養』を磨くこと。これこそが、AI時代において真の豊かさに気づくアンテナになる」

と述べ、一人ひとりが目指したい生き方ややりたいことを明確に志すことの大切さを説きました。



間もなく創業75年を迎えるハセガワグループ。

この上越・妙高地域に深く根ざす「人の縁」や「地縁」に改めて感謝を示した上で、先代から脈々と受け継がれてきた「いっしょう、いっしょ」の想いを礎とし、パートナー企業や地域住民、そして全社員とともに、この雪国の本質的な豊かさを探求し、創り上げていく覚悟を示し、イベントを締め括りました。





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