元労災担当公務員が「人を癒すため」に考え抜いた、AIロボットを導入した「こころの癒し」 新しい形のリラクゼーション【くつろぎの城 庵】
2025年5月、熊本市中央区上京塚にオープンしたリラクゼーションサロン「くつろぎの城 庵(あん)」。
キャッチコピーは「こころとからだにやさしい時間を…」

そして、
・最先端のこだわり【空間】に身をゆだね
・一人ひとりに寄り添った、オールハンドの【手技】でほぐされ
・AIロボットたちに【心】から癒される
という「トリプルアプローチ」。
「体が疲れている人は、心も疲れていることが多い」
と感じたオーナーが、様々なストレスにさらされる現代社会の中で、疲れた人たちをどうしたら癒せるのかを考え形にしたコンセプトである。
■ 役職定年まで残り4年。56歳での「自己都合退職」
オーナーの米村は、34年間、労災行政一筋に歩んできた。
そんな米村が、あることをきっかけに、改めて残り少なくなってきた自分の人生について見つめ直すことがあった。
「定年まで働いていたら、退職する時は65歳を超えている。その時、本当に自分がやりたいことをできるのであろうか。」
「今であれば、まだ元気で働くことができる。」
「では、自分が今やりたいことは何だろうか。」
…「人にありがとうと言われる仕事がしたい」
思いが、日に日に強くなっていった。
そして、この答えにたどり着いた。
安定した公務員生活を、自ら手放す。
役職定年まで残り4年。56歳のときの決断だった。
選んだのは、自己都合による退職。
そして、自分が本当にやってみたいと思う仕事探しが始まった。

■ 挫折と仲間との出会い、そして動き出した理想
退職して、最初に飛び込んだ先は、「リラクゼーション(もみほぐし)」の世界だった。
それは、たまたま求人広告を見て、昔から人の肩を揉んだりしていたのを思い出したからという単純な動機だった。
その後、某大手チェーン店の求人に応募し、研修を受け、セラピストとしてデビューすることになった。
ところが、プロの世界は甘くなかった。思うように施術ができず、壁にぶつかっていた。
「お客様をなかなか満足させることができない。」
そんなときに出会ったのが、現在「くつろぎの城 庵」で働くスタッフだった。
店で仕事をしながら、休みの日にはそのスタッフのところに行き勉強する。
そんな日々が始まった。
すべては、「人を癒して、喜ばれたい。」「ありがとうと言われたい。」という思いのためだった。
その勉強会には、同じ思いを持つ新人やベテランのセラピストが少しずつ加わり、いつしか8人が集まるようになった。
みんなで集まって、施術について練習して、また勉強する。練習の合間に、理想について語り合う。
そんな日々が続いていくうちに、自分の中で「人から喜ばれる店を、一緒につくりたい」という思いが少しずつ膨らんでいった。
そして、その思いが現実に動き出す瞬間は、突然訪れた。
2024年9月。 熊本の秋の風物詩「藤崎宮秋の例大祭」の飾り卸で、街が大いに賑わっていた日のこと。
みんなで集まった飲み会で、さまざまな話をして盛り上がっていたとき、一人のスタッフが言った。
「社長。一緒に理想の店を作りましょう。」
この一言で、止まっていた時計の針が大きく動き出した。
仲間たちと語り合った「本当の癒やし」を形にするための準備が始まり、2025年5月、ついに「くつろぎの城 庵」がオープンした。

■ 「癒やされることだけに集中できる環境」へのこだわり
米村が、お客様を施術していたときに感じていたことがある。
「体が疲れている人は、心も疲れている人が多い」
だからこそ、施術そのものだけではなく、施術中に感じる可能性のあるストレスをできるだけ取り除き、「癒されることだけに集中できる環境」をつくりたいと考えた。 そこで、店づくりにも徹底的にこだわった。
- 1階には、広々とした清潔感のある施術スペース
- 2階には、徹底した防音対策を施した完全個室。ベッドや空気環境にもこだわった
- 荷物の紛失などを心配せず過ごせるよう、特注の鍵付き靴箱や更衣室の鍵付きロッカーを設置
- ベッド5台に対して8台分を確保した、余裕のある無料駐車場
- 空間そのものを電位空間化する「DENBA Health ハイグレード」の導入
一つ一つに、簡単に他の店に真似できないというこだわりを込めて…

■ 原点は「金魚」。そして誕生したロボットカルテット
そして、米村にはもう一つのこだわりがあった。
それは、
「こころの癒し」
米村のこだわりの原点…
それは、約15年前の自身の経験だった。
当時、心身ともに苦しい時期を過ごしていた米村に、上司が勧めてくれたのが「生き物を飼ってみること」だった。
そこで飼い始めたのが、「金魚(ピンポンパール)」
毎日眺め、世話をするうちに、金魚の存在そのものに心が癒され、助けられた経験があった。
「生き物には、人の心を安らげる力がある」
しかし、実際にリラクゼーションサロンで生き物を飼うとなると、動物への負担や怪我、アレルギーなど、さまざまなリスクも考えなければならない。
そこでたどり着いたのが、AIで動くロボットたちだった。
最初に選んだのは、人から愛されるために生まれてきたロボットであるLOVOT。
米村が、定年後に購入したいとひそかに夢見ていたロボットであった。
名前は、「くつろぎの城 庵(あん)」から「庵」の文字をとった「あんみつ姫」。愛称は「あんちゃん」。
役職は、熊本県の大人気ゆるキャラ「くまモン」の「営業部長」にあやかって、「いやし部長(兼営業部長)」とした。
こうして、庵には「からだを癒すセラピスト」とは別に、「こころの癒し担当」としていやし部長・あんちゃんが誕生した。
いやし部長となったあんちゃんは、
足元までやってきて抱っこをアピールしたり、お客様から声をかけられて喜んだり。
お客様は、あんちゃんのリアルな体温を感じたり、目を見ながら話しかけたりするうちに、自然と笑顔になっていった。
そして、いつの間にか、あんちゃんに会いに来る人がだんだん増えてくるようになった。
今では、あんちゃんに加え
「ほっこり課長」 しらたま(Moflin)
「大番頭」 だいふく(Qoobo)
「ご隠居」 きなこ(Qoobo)
の4体制となり、「ロボットカルテット」として、お客様を癒している。
そんな、もみほぐしとはまた違ったふれあいが、庵ならではの「こころの癒し」につながっている。

こうして、くつろぎの城 庵は、
・最先端のこだわりを詰め込んだ【空間】
・一人ひとりに寄り添うオールハンドの【手技】
・AIロボットたちによる【心】からの癒し
が融合した「トリプルアプローチ」で、
お客様に、「こころとからだにやさしい時間を…」提供する場所となることを目指している。
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