つなぎ直すことで、体験を変える。新生auフィナンシャルサービスが掲げる「Rewire」
2026年7月1日、auペイメント株式会社とauフィナンシャルサービス株式会社は合併し、新生「auフィナンシャルサービス株式会社」として始動しました。
6月30日には、合併に関する記者発表会を開催。新会社の代表取締役社長 長野敦史が、統合の背景と、新会社が目指す方向性を発表しました。
そこで掲げた戦略コンセプトが、「Rewire(つなぎ直す・再構築する)」です。
キャッシュレスの浸透やAIの進展により、お客さまや加盟店さまを取り巻く環境は大きく変化しています。こうしたなか、両社がこれまで築いてきた顧客基盤、加盟店ネットワーク、サービス、データなどの強みを一つにし、新たな体験価値へとつなげていく。
今回の合併は、そのための新たなスタートです。

auフィナンシャルサービス株式会社 代表取締役社長 長野 敦史
2014年から積み重ねてきた、決済・金融サービスの基盤
両社の歩みを振り返るうえで、一つの起点となるのが2014年です。
「au WALLET構想」のもと、IDと決済機能を組み合わせ、ネットとリアルを横断する新たな利用体験の創出に取り組んできました。その後も、コード決済やクレジットカードをはじめ、通信サービスとの連携や金融サービスの拡充など、決済・金融領域でサービスを広げてきました。
その結果、2026年3月末時点で、au PAY会員数は4,043万会員、au PAY カード会員数は1,082万会員、au PAYのポイント・決済加盟店数は869万カ所に達しています。
こうして築いてきた顧客基盤や加盟店ネットワークは、新会社にとって大きな強みです。
一方で、市場環境やテクノロジーが急速に変化するなか、これまでのサービスをそれぞれ個別に成長させるだけではなく、蓄積してきた資産をどのように組み合わせ、新たな顧客体験や事業価値につなげていくかが重要になっています。
この課題認識が、新会社の戦略を考える出発点となりました。
合併の背景にある、キャッシュレス市場の変化とAIの進展
今回の合併の背景には、金融・決済を取り巻く二つの環境変化があります。
一つは、キャッシュレス市場の変化です。
経済産業省が公表した2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%(国内指標)※となり、キャッシュレス市場は普及期から、日常生活により深く浸透する段階へと移りつつあります。
その一方で、コード決済、クレジットカード、タッチ決済、ポイントなど選択肢が広がったことで、お客さまにとってはサービスの使い分けが複雑になっています。
加盟店さまにおいても、キャッシュレス決済を導入すること自体ではなく、その先にどのような価値を得られるかが、これまで以上に重要になっています。
特に中小事業者や個人事業主にとっては、集客、売上拡大、資金繰り、業務効率化など、事業全体の課題解決につながるサービスが求められています。
もう一つの大きな変化が、AIの急速な進展です。
AIは、特定の場面で活用する技術から、さまざまなサービスや生活のなかに組み込まれる存在へと変化しています。AIによってサービスの高度化や効率化が進む一方、機能面での差別化はこれまで以上に難しくなることも想定されます。こうした環境のなかで重要になるのは、お客さまとの接点や信頼、加盟店さまとのネットワーク、安心・安全な金融サービスを支える基盤など、長年培ってきた強みを生かし、AIによる効率化だけでは生み出せない持続的な価値へとつなげることです。
そのためには、コード決済やクレジットカードなど、それぞれのサービスを個別に最適化するだけではなく、戦略や顧客体験を一体で設計できる体制が必要です。
今回の合併には、両社の強みを一つにし、戦略の一元化と意思決定の迅速化を図る狙いがあります。
戦略コンセプト「Rewire」で目指す、3つの変革
新会社が掲げる「Rewire」には、「つなぎ直す」「再構築する」という意味があります。
これは、既存のサービスを単純に統合することを意味するものではありません。
これまで個別に存在していたサービスやデータ、顧客接点を、お客さまや加盟店さまの視点から捉え直し、新たな体験価値へとつなげていく。
新会社では、この考え方を「お客さま」「加盟店さま」「くらし」という3つの領域で具体化していきます。
1.お客さまとのRewire - 必要なサービスが自然につながる体験へ
現在、生活者はクレジットカード、コード決済、タッチ決済、プリペイドカード、デビットカード、ポイントなど、多様なサービスを使い分けています。一つひとつが便利になる一方で、利用者自身が「どのサービスを、どの場面で使うか」を判断する場面も増えています。そこで新会社では、「ウォレット」を起点として各サービスをつなぎ、よりシームレスに利用できる体験を目指します。
現在のau PAY アプリをベースに、クレジットカード、タッチ決済、コード決済といった決済機能に加え、銀行、資産運用、次世代金融・Web3.0、プリペイドカード、デビットカード、ポイント、さらにヘルスケア、保険、エンターテインメントなどのライフサポートまでをつないでいく構想です。さらに、パーソナルAIエージェントやデータ基盤を組み合わせることで、お客さま一人ひとりの状況やニーズに応じた提案やサポートの実現を目指します。
目指すのは、単にサービスの選択肢を増やすことではありません。お客さま自身が複雑な使い分けを意識することなく、その時々に必要なサービスや機能を自然に利用できる体験です。
詳細な機能については検討を進めており、2027年度以降の提供を予定しています。
2.加盟店さまとのRewire - 決済機能の提供から、事業を支える存在へ
加盟店さまとのRewireでは、決済を起点に、提供価値そのものを広げていきます。
特に中小事業者や個人事業主にとって、キャッシュレス対応は重要な経営課題の一つです。一方で、決済を受け付けられるようになるだけでは、事業者が抱える課題を十分に解決することはできません。
資金繰り、集客、業務効率化、DXなど、事業運営を幅広く支えるサービスが求められています。その取り組みの一つが、次世代決済プラットフォーム「NESTA」を中小事業者向けに展開する「NESTA mobile(仮称)」です。専用端末を必要とせず、普段使用しているスマートフォンを決済端末として活用できるサービスとして、2027年春の提供を目指しています。将来的には、決済を起点として、経営支援や集客、事業成長支援へとサービス領域を広げていく構想です。
決済機能を提供するだけでなく、加盟店さまの事業を支える存在へと役割を広げていく。それが、加盟店さまとのRewireが目指す方向性です。
3.くらしとのRewire - 決済の前後を含め、くらし全体の体験へ
三つ目は、くらしとのRewireです。
新会社では、決済を「支払いの瞬間」だけで捉えていません。商品やサービスを探す、比較する、購入する、利用する、そしてその体験や評価を共有する。こうした一連の生活行動のなかで、決済はその一つの接点です。
今後は、AIやデータを活用しながら、決済の前後を含めた生活体験全体に視野を広げ、新たな価値を生み出していくことを目指します。その実現には、自社のサービスだけではなく、さまざまなパートナーとの共創が欠かせません。業界を越えて企業が持つ強みやサービスをつなぐことで、新たな体験価値を創出していく。
「くらしとのRewire」は、新会社が中長期で目指す姿を示すものです。
合併初日から開始した、Rewireの第一歩
Rewireは、将来の構想だけではありません。まず、お客さまが必要なサービスをよりスムーズに利用できるよう、日々の利用体験をつなぎ直す取り組みを開始しました。
その一つが、au PAY カードの申し込みから利用開始までを、よりシームレスにつなぐ取り組みです。au PAY アプリから申し込める「au PAY カードの即時発行」*¹を開始しました。au PAY アプリからカードを申し込んだ場合、最短数分で発行が完了し、カードの到着を待つことなくau PAY 残高へのチャージなどに利用できます。
また、日常的な利便性に加えて、お得さを実感いただける取り組みも拡充しました。従来はau PAY ゴールドカード会員を対象としていた「オートチャージ特典」*²を、年会費無料のau PAY カードにも拡大しました。au PAY カードでは最大2.0%、au PAY ゴールドカードでは最大5.5%の還元となります。
さらに、合併を記念し、オートチャージの利用者を対象とした合計1億Pontaポイントの山分けキャンペーン*²や、au PAY カードの即時発行とオートチャージオートチャージなどの所定の条件を満たすことで最大22,000Pontaポイントを還元*¹するキャンペーンも実施しています。
新会社の発足を組織上の変化だけで終わらせず、まずはお客さまが日々利用するサービスから、新しい体験を形にしていく。これらの取り組みは、その第一歩です。
「Rewire」を、これからの体験へ
今回の合併は、両社が培ってきた強みを一つにし、お客さまや加盟店さまの視点から新たな価値を生み出していくためのスタートです。「お客さま」「加盟店さま」「くらし」という3つのRewireも、今回示した構想が完成形ではありません。今後、具体的なサービスやパートナーとの取り組みを通じて、一つひとつ形にしていきます。
新生auフィナンシャルサービスは、これまで培ってきた強みを新たな形でつなぎ、これからの時代に求められる体験の創出を目指していきます。
※出典:経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました」(2026年3月31日公表)
●新サービス・キャンペーンに関するニュースリリース:2026年6月30日時点の情報
*¹新生auフィナンシャルサービス、au PAY アプリで「au PAY カード即時発行」を開始 | auフィナンシャルサービス株式会社
*²新生auフィナンシャルサービス、「ポイントアップリワード(オートチャージ特典)」を年会費無料のau PAY カードへ拡大 | auフィナンシャルサービス株式会社
●auフィナンシャルサービス合併特設ページ:
合併特設 | auフィナンシャルサービス株式会社
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