県産大麦の原酒が使われたブレンデッドウイスキー「モルト&グレーン」を紹介する宇戸田祥自社長=竹田市久住町久住
【竹田】竹田市久住町の久住蒸溜所が県産大麦の原酒を初めて使ったブレンデッドウイスキー「モルト&グレーン」を18日に発売する。県内限定販売で、ハイボールで楽しむのを勧めており、揚げ物から素朴な味付けまで、幅広い料理にマッチしそう。
同所は県内唯一のウイスキー専門で、2021年2月から製造を続ける。これまでシングルモルトウイスキーなどを手がけてきたが、より気軽に楽しんでもらおうと企画。県産大麦の原酒を含むモルトウイスキーとグレーン(穀類)ウイスキーをブレンドした。
完成した「モルト&グレーン」はアルコール度数46%で、700ミリリットルが3850円(税込み)。本年度は5千本を出荷予定で、同所や県内の百貨店、空港、酒販店などで販売する。
製造責任者の武石裕さん(35)は「ウイスキーになじみがない人でも楽しめて飲み飽きないものを目指した。ソーダで割った際、爽やかできれのある味わいの中に華やかな香りを感じられるよう心がけた」とコメント。使用した大麦を栽培した豊後大野市清川町伏野の契約農家「グリーン法人中野」の和田梢代表理事(44)は「自分たちの作物が商品になり、励みになる。感慨深く、わくわくする」と語った。
県産麦芽のシングルモルトウイスキーの発売も目指すという。同所の宇戸田祥自社長(56)は「値段は抑えたが手間暇をかけて作り込んだ。大分県産の商品がウイスキー文化に足を踏み入れてもらうきっかけになれば」と期待した。
問い合わせは同所(0974-76-0027)。