2024年1~3月に定期運航していた大韓航空の大分―ソウル線。復活は2年半ぶりとなる=24年1月20日、国東市の大分空港
大韓航空は7日、韓国・ソウルと大分空港を結ぶ定期便を10月25日から週4往復(8便)運航すると発表した。2024年3月の冬ダイヤ終了から同社の定期便は途切れており、2年半ぶりの復活。格安航空会社(LCC)のチェジュ航空は10月から週7往復を予定しており、大分―ソウルの定期便は2社で週11往復(22便)になる。大分県の観光関係者からは期待の声が聞かれた。
来年3月27日までの冬ダイヤを発表した。月、水、金、日曜日に、ソウル近郊の仁川(インチョン)空港から182席の旅客機を飛ばす。仁川を午前9時15分に出発し、10時50分に大分に到着。折り返し便は大分を正午に出発し、仁川に午後1時45分に着く。
大韓航空の広報担当者は「日本への旅行が人気で、地方都市の需要が高まっている。大分は温泉の人気がある」と説明。同社は12月に韓国の大手航空会社・アシアナ航空を統合し、日本国内の就航都市は現在の15空港から19空港になる。
大分便の週4往復は04年以来、22年ぶり。定期便の復活を前に、秋の観光シーズンに合わせて韓国からの客を対象にした臨時チャーター便を9月24日~10月24日に計11往復運航する。
現在、大分と韓国を結ぶ定期便は、23年6月に就航したチェジュ航空のソウル線のみ。今年3~10月の夏ダイヤは週3往復で、日本への観光需要が高まる冬ダイヤの期間中は毎日運航する。
大韓航空は「LCCとは客層が異なり、競合しない。日本人旅行客にとっては仁川からの乗り継ぎが便利で満足してもらえるはず」との認識を示した。
県によると、25年に県内を訪れたインバウンド(訪日客)の宿泊客は119万8275人(速報値)。このうち韓国人は約54万人と半数近くを占め、20年連続で国・地域別のトップになっている。さらなる増加が見込まれる状況に関係者の期待は高い。
ツーリズムおおいたの和田久継会長は「心から歓迎する。自然、食、文化の魅力を発信し、また来たいと思ってもらえる観光地づくりに取り組む」、佐藤樹一郎知事は「国内外の両面での交流がさらに活発化することを期待する」とそれぞれコメントした。