「創青湧躍」のスローガンを掲げて活躍を誓う四方田監督(中央)と新加入選手=クラサスドーム大分
サッカーJ2の大分トリニータは7日、大分市のクラサスドーム大分で、8月に開幕する2026~27年シーズンに向けた新体制発表会見を開いた。J2リーグでは2季連続で16位に低迷したことを踏まえ、まずは一桁順位を目標に戦う。
大分フットボールクラブの小沢正風社長が今季のスローガンを発表。四方田修平監督が目指す「湧き上がるサッカー」を実現する途上であることから、J2・J3百年構想リーグに引き続き、「創青湧躍(そうせいゆうやく)」を掲げた。
さらに歩みを一歩進め、取り組みを深めていこうと「one step forward(ワンステップフォワード)」の副題を付け加えた。
四方田監督は「簡単なことではないが、やはりJ1昇格を目標に戦わないといけない。残留するためには勝ち点40、プレーオフを目指すには60近くが必要になる。目の前の試合に一戦必勝の気持ちで臨む」と決意を示した。
新加入8選手が決意表明し、大分市出身のMF林田滉也は「生まれ育った大分に恩返しができるように頑張りたい」と意気込んだ。
大分は8月8日午後7時から、ホームで湘南との開幕戦に臨む。練習試合や宮崎キャンプなどを通じて戦術の浸透を図り、開催時期が大きく変わる新シーズンでの躍進を目指す。
■主力級の顔触れ、大きく変わる
昇降格が懸かるリーグ戦に向けて10選手がチームを離れ、8選手が新たに加わった。人数だけで見れば「例年並み」だが、主力級の顔触れは大きく変わった。「ストーブリーグ」の動きは、比較的活発だったと言えそうだ。
新たな戦力としてJ1での実績があるDF小田逸稀や百年構想リーグで5得点を挙げたFW古川大悟といった実力者を迎えた。チーム強化を担当する吉岡宗重スポーツダイレクター(SD)は「監督と話し合いながら、必要なポジションに狙った選手を獲得できた」と手応えを口にする。
一方でチームの主軸として活躍したFW金賢祐(キムヒョンウ)やMF吉田真那斗が移籍。痛手ではあるものの、吉岡SDは「彼らが残ってくれた上でメンバーをそろえられたら良かったが、抜ける可能性を想定して動けてはいた」と強調。“先手”の補強で大幅な戦力ダウンは回避した。
移籍期間はリーグ開幕後の9月半ばまで設けられている。始動後の補強について小沢正風社長は「予算は配分しているので、SDと監督が話し合う中で決まっていくことだと思う」と述べた。
<新加入選手コメント>
GK川島康暉 体を張ったプレーに注目してほしい。中堅としてピッチ外でもチームに良い影響を与えたい。
DF小田逸稀 ロングボールをはね返し、昨季は4ゴールも決めたヘディングが一番の武器。得点やアシストに絡みたい。
DF井上聖也 同い年の選手が多く、やりやすい。コーチングには自信があるので、組織的な守備に貢献したい。
DF森山公弥 地元で愛されているチームでプレーできてうれしい。左足でチャンスをつくりたい。
MF西村恭史 足元の技術には自信がある。スローガンを体現できるよう、チームのために90分間全力で走りたい。
MF林田滉也 約10年ぶりに古里に帰ってくることができた。全試合に出場し、地元ドームで得点したい。
MF後藤響 大分に戻ることを目標にやってきた。ドリブル突破が武器。一日でも早くピッチに立ちたい。
FW古川大悟 伝統あるチームでプレーできることに誇りを感じる。監督の求めるサッカーは自分と合っている。