メッセージでいっぱいになった「レノン・ウォール」と、清松芳夫社長=宇佐市
【宇佐】宇佐市尾永井の鉄骨総合工事業、清松総合鉄工(清松芳夫社長)は、本社の壁に平和を願うメッセージを書いてもらう取り組み「レノン・ウォール」を続けている。ロシアのウクライナ侵攻を機に始めて4年近く。参加者が千人になるのを記念して、5月2日には現地でイベントを開く。
レノン・ウォールは、平和や反戦への思いを込めた曲を多く作ったビートルズのジョン・レノンにちなんだ。2022年2月に始まったウクライナ侵攻をきっかけに、同年7月、社屋入り口の鉄骨製の壁(縦1・5メートル、幅7メートル)にメッセージスペースを設けた。来社した人に書き込んでもらっている。
発案した清松社長(64)は「戦争を前に1人の力は微々たるものだけど、無力ではないことを示したかった」と振り返る。
ウクライナ侵攻は解決の道筋が見えず、米国、イスラエルによるイラン攻撃も起きた。「世界の情勢は悪化している。でも平和を求める声を1万人、10万人、100万人と集めることで平和を実現できると信じている」
千人を前に、壁はメッセージで埋め尽くされたため白く塗り直した。
壁の基調となる絵は、清松社長の知人でイラストレーターのこっちゃん(32)=本名・秦ひとみ、別府市=が手がける。「ジョン・レノンを知らない世代なので、どんな人か調べた。『ラブ&ピース』の世界が近づくよう、ジョンの好きな食べ物や人を描きたい」という。
千人を記念したイベントは5月2日午後2時半から。宇佐市の後藤竜也市長が千人目のメッセージを書くほか、こっちゃんが壁の基調作画をする。
午前10時、午後3時半、同5時からは、それぞれ有料のイベントを開催。漫才コンビ「アップダウン」のトークショーや映画上映などがある。
問い合わせは清松総合鉄工(0978-32-2176)。