受賞者(右)に賞状を手渡し激励する安部龍太郎氏=福岡県八女市の「おりなす八女」
生命の源である「水」を主題に、命や環境の大切さについての作文を小中学生から募集する「地球さんご賞」の2025年度八女表彰式が22日、福岡県八女市であった。直木賞作家の安部龍太郎さん(70)が提唱し、出身地の同市で始めている。
同賞の大きな目的は、人間の三つの力(見る、考える、行動する)で五つの課題(地球温暖化、海洋汚染、大気汚染、水質汚染、森林破壊)に立ち向かう若い世代を育成すること。三と五で「さんご」と名付けた。安部さんの理念に共感した有志が各地で実行委員会をつくり、行政や企業の協力を得て活動している。
八女実行委員会が主催する地球さんご賞には、八女市を中心に周辺の久留米市、みやま市などの小中学生2014人の応募があった。表彰式では、受賞した41人を表彰。福岡県知事賞の横山葵さん(大川市川口小4年)ら3人が受賞作品を朗読。地球さんご賞実行委員長の安部龍太郎さんが、受賞者らを激励した。
安部さんは「この賞は、一生懸命考えて文章を書いた地域の子どもを地域の大人たちが褒めるための賞です。子どもも大人も地域の宝。お互いに出会うことで地域社会をよりよくしていきたい」と呼びかけた。
本年度の地球さんご賞の取り組みは八女市のほか、日田市、宮崎県都城市、岡山県倉敷市、東京都大田区など全国9カ所に広がっている。大分合同新聞社も今年、創刊140周年記念事業として同賞に取り組む。