旧山浦小校舎にオープンした喫茶室=杵築市山香町山浦
【杵築】杵築市山香町山浦の旧山浦小に11月から、喫茶室がオープンした。地元住民でつくる「野草の里やまうら」が教室を改装し、地元で採れた野草茶やランチを提供。地区内外の人たちが交流する場所になることを期待している。
「やまうら」によると、旧山浦小は2016年に閉校した。その後は、野草を使った茶葉や入浴品の製造販売、エステティックの「ヨモギ蒸し」、地区イベントの会場に校舎を利用。耐震工事済みで、山浦地区まちづくり推進協議会と活用策を検討してきた。
喫茶室は地元在住の女性3人が切り盛りする。地元産の野菜やジビエを食材にしたランチ(1100円、午後2時まで)を販売。ハーブティーは桑の葉やヨモギ、タンポポなどのブレンドで、来店者が好みの野草を組み合わせることもできる。運営メンバーの蒲池節子さん(66)は「多くの人が楽しく過ごせる場所になってほしい」と期待する。
内覧を兼ねた記念イベント(1日)には市内外から多くの人が来場し、のんびりとハーブティーを味わった。シカ、イノシシの革製品の展示販売や音楽演奏、足や肩のマッサージなどもあった。阿部信秀代表理事(76)は「交流人口を増やし、笑顔あふれる地区にするため喫茶室や校舎を活用していきたい」と話した。
営業時間は毎週日、月曜日の午前11時~午後5時。問い合わせは野草の里やまうら(0977-51-5721)。