元首相の村山富市(むらやま・とみいち)氏が17日午前11時28分、老衰のため大分市内の病院で死去した。101歳。同市浜町出身。旧社会党委員長だった1994年6月、自民、社会、新党さきがけの連立政権で、大分県内から初めての首相に就いた。戦後50年の95年には、日本の植民地支配と侵略を認めた「村山談話」を発表するなど憲政史に名を残した。飾らない人柄で知られ、「トンちゃん」の愛称で親しまれた。
17日付の紙面はこちら