別府市浜脇地区の伝統行事「べっぷ浜脇薬師祭り」が31日、浜脇温泉周辺で始まった。ツーリズム浜脇まちづくり推進協議会の主催。9月1日まで。 同温泉の恵みに感謝する祭りとして、約1400年前から続くとされる。午後5時、薬師如来の法要をして幕開け。ステージでは、子どもたちによる太鼓演奏や別府大の学生による演舞の披露などがあった。 名物「花魁(おいらん)道中」では、色鮮やかな着物に身を包み、花魁や芸者に扮(ふん)した大学生らが通りを練り歩いた。今年は花魁の横を歩く「札もち」の役割を地元の小学生が担った。 花魁道中に参加した藤田琉花さん(19)=別府大2年=は「たくさんの人に『きれいだね』『かわいいね』と声をかけてもらえてうれしかった」と話した。 会場にはキッチンカーや出店など30店舗が並び、日用品で作った人気キャラクターの見立て細工も来場者を楽しませた。 最終日は、ステージイベントや、飛び入り参加ができる「薬師音頭踊」などがある。
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