こんもりとした緑色のコキアを楽しむ来園者=16日、杵築市山香町日指のるるパーク
【杵築】杵築市山香町日指のるるパーク(大分農業文化公園)で夏のコキアが見頃を迎えている。青空の下、こんもりとした鮮やかな緑色が映え、来園者は愛らしい姿形に目を細めていた。
コキアはヒユ科の一年草。園内のフラワーガーデン(約5千平方メートル)に約4千本を植えている。6月に苗を植え付け、気温が高い日が続いたものの、順調に育ち最大で直径80センチほどの球状に。モフモフとした触り心地も人気となっている。
16日に訪れた鹿児島県薩摩川内市の久保政行さん(69)は「九州各地のコキアを植えている施設を訪れたが、苗の本数や大きさ、見栄えはここが一番」と満足そうだった。
9月中旬から徐々に紅葉し、10月には真っ赤になる。枯れる過程で黄金色になるのも観賞できる。
徳野満園長(63)は「夏から秋にかけて色合いが変わる様子を楽しんでほしい」と話した。