初日から大勢の来場者でにぎわう道の駅「たのうらら」=7日、大分市神崎
大分市神崎の別大国道(10号)沿いに国と市が整備した道の駅「たのうらら」が7日、オープンした。道の駅は市内3カ所目で、県内では26カ所目。県産品や土産品がふんだんに並び、新たな観光名所に多くの人が詰めかけた。
正午の開場前には長蛇の列ができた。同市高江南の自営業牧野太我(たいが)さん(26)は6日午前0時に並んで一番乗りを果たし、シリアルナンバー1番の記念切符を獲得。「一生の思い出になる」と喜んだ。
物販コーナー「たのうら市場」では、県内の新鮮な農林水産物や弁当、加工品などを売り出した。食用バラを出品した「ほんだバラ香園」(杵築市)の本田幸夫社長(66)は「新たな顧客開拓にもつなげたい」と話した。
駅内には1972年まで大分―別府間を運行していた路面電車を補修展示し、別府湾を一望できる展望デッキでは来場者が思い思いの時間を過ごした。
佐藤悠一駅長(41)は「多くの人に来ていただき感謝の気持ちでいっぱい。ずっと愛される道の駅にしていく」と抱負を述べた。
営業時間は午前9時~午後9時、たのうら市場は同6時まで。