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陸封アユ、養殖魚放流で釣果上がる? 日田市の協議会が調査

 「陸封(りくふう)アユ」は養殖アユを放流すると釣果が上がる?。ダム湖で育った「陸封型」アユの特産地化を進める日田市で、こんな実態が浮かんだ。生息調査をしている市内水面利活用推進協議会によると、養殖アユと比べて縄張り意識がより強まるのではないかという。陸封型は友釣りファンに「アタリに手応えがある」と人気があり、効果的な放流の手法を探っている。
 アユは通常、ふ化すると海に下り、再び川を遡上(そじょう)。コケの生えた場所を自分の縄張りとして、侵入してくる魚を追い払う習性がある。陸封型はダム湖を海の代わりにし、淡水域で世代交代を繰り返す。
 市内大山町の松原ダムでは以前から陸封型の存在が知られていた。市内の漁業関係者でつくる同協議会によると、2018年12月に稚魚を採取。中間育成施設で育て、19年4月に初めて同町の赤石川に約5200匹を放流した。5月20日の解禁後、アユの釣果が上がらなかったため、同月末に養殖アユ約1万2500匹を放すと、釣れ始めたという。
 協議会は釣り人にアンケート調査を実施。6月以降に4人が回答してくれ、釣り上げた計22匹のうち18匹がひれに印のあった陸封型だった。「放流した数は養殖アユが2倍以上。陸封型の方が縄張り意識がより強まり、釣れやすくなるのではないか」と推測する。サンプル数が少ないため、20年の調査では多くの釣り人に協力を求め、詳しい状況を調べる方針。
 同協議会事務局の橋本裕太さん(31)は「同じ川に両方のアユを放流し、縄張り意識がどの程度変わるのかを具体的に調べたい。陸封型の稚魚の採取方法も効率化したので、今年は1万匹以上を放流できると思う。たくさんの釣り人に日田で育ったアユの醍醐味(だいごみ)を楽しんでもらいたい」と話している。
※この記事は、1月11日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。
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