『負けへんで』完成披露上映会に出席した(左から)北村一輝、内野聖陽
11月13日に公開を迎える映画『負けへんで』の完成披露上映会が、作品の舞台となった大阪で行われ、主演の俳優・内野聖陽をはじめ北村一輝、本木克英監督が大阪市内の劇場に登場した。
【写真】ダンディーな男が笑い合う…微笑ましい姿
2019年に大阪の不動産デベロッパー社長・山岸忍氏の身に起きた事件を、本人がつづった同名手記(文春文庫)をもとに映画化。身に覚えのない罪で逮捕され、地位や名誉、自ら築いた会社まで失った藤堂繁(内野)が、弁護士チームとともに完全無罪を勝ち取るまでを描く。
満席の観客から大きな拍手で迎えられた3人。内野は「無事に今日を迎えることができました。監督から2年前にお話をいただいて、この事件のことは存じていませんでしたが、原作を読ませていただいて、こんなに怖い話があるんだと思いました。社会派エンターテインメントに仕上げるんだと監督が強い思いを打ち明けてくださって、参加させていただきました」と、本作に参加することになった経緯を語った。さらに、「この事件をよくご存じの大阪の方、関西の方にどのように感じていただけるのか、不安でもあり、期待も感じています」と、公開を前にした率直な心境を明かした。
監督から内野が主演を務めると聞き、「内野さんと共演したかったので、脚本を開く前に『やります』とお返事しました」と明かした北村。この事件のことは知らなかったそうだが、「エンターテインメントとして、どういうふうに映画として伝えればいいのか考えながら参加させていただきました」と、作品に向き合った姿勢を語った。
大阪出身の北村から「大阪弁の言い方やキャラクターをご指導いただいた」と言う本木監督。内野も「北村さんがいたおかげで、現場に潤いがあった」と振り返り、北村に感謝。全ての台詞が大阪弁だった内野について、北村は「(内野が)大阪弁にすごく苦労されていて。全部大阪弁ですし、大阪弁の中でもこてこてな言葉を話すので。擬音でごまかせばいいんじゃないかとアドバイスしました」と、撮影時のエピソードを披露した。
これに対し、内野は「関西弁の役は何度か経験あるんですが、ここまでこってり系の大阪弁は初めてなので、大阪弁のアドリブを入れられないから、台本に書いてないアドリブを大阪弁にしてもらって準備していたんです。でも、北村さんは自由自在なので、アドリブをかまそうとしてくるから、『アドリブは勘弁してくれ』と言っていました」と、大阪弁の役作りに苦労したことを振り返った。