aoen・優樹(YUJU)、“最後のチャンス”でつかんだデビュー “遠回り”が育んだ誠実さ【ソロインタビュー企画第5弾】

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aoen・優樹(YUJU)(撮影:AYAKO KOJIMA)(C)ORICON NewS inc.

 HYBE JAPANの傘下レーベル・JCONICが手掛ける新世代J-POPボーイズグループ・aoen(読み:アオエン)が、初の47都道府県ツアー『aoen LIVE TOUR 2026~青のはじまり47+1~』を開催中。それに合わせ、オリコンニュースでは、メンバーへのソロインタビュー企画を実施した。

【別カット】会議室の壁が素敵な背景に…!どこでも映えるaoen・優樹(YUJU)

 第5弾では、リーダー・優樹(YUJU/23)に47都道府県ツアーで深まったaoring(ファンネーム)との絆、“縁の下の力持ち”としてグループを支えるリーダー像、思うような結果が出なかった時期にも夢を諦めなかった理由、そして6人のメンバーとファンへの思いを聞いた。

■47都道府県ツアーで深まるaoringとの絆
――現在開催中の47都道府県ツアーは、折り返しを迎えました。ここまで各地を巡り、どのような手応えを感じていますか。
aoringの皆さんと一体になって、ライブを一緒に作れるようになったと感じています。(取材時点で)24公演を終えて、距離が近くなったな、お互いのことを理解してきたな、仲良くなったなと思います。

――ツアーが始まる前に想像していた以上に、大変だったことはありますか。
公演中は疲れを忘れているのですが、移動の方が大変です。ただ、自分なりに対策をすれば、本番に向けてコンディションを整えられるので、メンバーとも「ステージじゃない部分も大切だよね」という話をしました。

――優樹さんは、移動中にどのような対策をしていますか。
僕は体が冷えるとお腹が痛くなってしまうので、毛布を持ち歩いています。会社のものなのですが、僕が占領してしまっています(笑)。真っ暗じゃないと寝られないので、アイマスクをして、イヤホンをして、毛布にくるまっています。

――メンバーそれぞれにも、移動中のこだわりがありますか。
メンバーの間では、ネックピローがはやっています。座った瞬間にネックピローを着けて、寝るメンバーが多いです。

――ここまでの公演で、特に印象に残っている出来事を教えてください。
地方公演の初回だった沖縄公演です。ステージから見た景色に驚いたことを覚えています。ステージの形も初めて見るもので、限られた空間の中で魅せることも初めてだったので、そのつもりで準備していたものの、いざステージに立ったら少し焦ってしまった記憶があります。お客さんとの距離が近いという良さがある一方、イヤモニがない状態で、ダンスの見せ方にも苦戦しました。でも、公演が進んでいくうちに、臨機応変に対応できるようになってきたと思います。

■先陣を切るより“縁の下の力持ち”
――優樹さんが考える「aoenのリーダーの役割」とは、どのようなものですか。
僕は“縁の下の力持ち”タイプです。強いリーダーシップで先陣を切るタイプではないので、自分の性格や色に合ったポジションが、今の“縁の下”という立ち位置につながっていると思います。最年長でもあるので、全体を俯瞰(ふかん)しながら、すれ違いが生じたときや、ちぐはぐになっているときに修正したり、まとめたりする方が向いていると感じています。

――言いづらいことをメンバーに伝えなければならないときは、何を大切にしていますか。
もともと気を使ってしまうタイプなので、めちゃくちゃ大変です。だからこそ、メンバーを頼っています。たとえば、琉楓(RUKA)は年齢が近く、ダンス歴も長いので、ダンスで気になることがあれば琉楓から伝えてもらいます。歌については、礼央(REO)に呼びかけてもらっています。

――それぞれの得意分野を生かしながら、グループをまとめているんですね。
はい。自分が直接言うのは、本番前に伝えた方が全体が締まると感じたときなど、ここぞという場面です。

■夢を諦められなかった“苦しい時間”
――aoenとしてデビューするまでにも、芸能の夢に向かってさまざまな挑戦をしてきましたよね。振り返って、いかがでしたか。
最初は何も分からない世界だったので、いろいろなことを勉強しながら、ひたすら目の前のことに取り組んでいました。楽しかったのですが、思うような結果にはつながらず、苦しい時間でもありました。

お兄ちゃんも弟も勉強にしっかり励んで大学に進んでいたのですが、僕だけ大学に行っていなかったので、当時は劣等感のようなものを抱いていました。事務所に所属しなくなった時期が、一番落ち込んでいたと思います。周りは勉強に励み、夢に向かって頑張っている中で、僕は夢を諦められず、アルバイトをしながら芸能やお芝居のことを学び続けていました。自分にとっては、すごく苦しい時期でした。

――それでも、夢を諦めずに頑張り続けられた理由を教えてください。
家族が応援してくれたことが一番大きかったです。兄弟が「(芸能に)すごい向いてる」と背中を押してくれました。家族も「大学に行ってほしい」とは言いつつ、僕の芸能活動を応援してくれていたので、恩返しをしたいという思いもありました。

――思うようにいかない時間を経験したことで、今の優樹さんに残っているものはありますか。
苦しんでいたり、弱っていたりする人の気持ちに寄り添える人間になったと思います。自分自身が経験したからこそです。そして、今の環境が当たり前ではないということを、本当の意味で理解できるようになりました。奇跡や運命など、いろいろなものが重なって今があるのだと思っています。

■“最後のチャンス”でつかんだデビュー
――さまざまな経験を経て、現在の事務所に所属することになったときは、どのような覚悟がありましたか。
自分がすでに聴いていた音楽や、好きなアーティストの方々が所属している事務所だったので、声をかけていただいたときは驚きました。同時に、「このチャンスは絶対に逃さない」という覚悟がありました。年齢的にも最後のチャンスだという焦りを感じていたので、強い気持ちで臨みました。

――そして、aoenのメンバーとしてデビューが決まった瞬間、それまで歩んできた時間を振り返り、どのようなことを思いましたか。
デビューが決まった瞬間は、不安が一番大きかったです。喜びよりも、心配や不安が先に来てしまいました。割合で表すなら、喜びは30~40%ぐらいです。

夢に見ていたアーティストという職業に就けたことで、まずは親を安心させられると思いました。それは、先ほど話した恩返しにもつながると思います。でも、いろいろな先生や関係者の方から「デビューしてからだよ」とずっと言われてきましたし、自分自身もそう思っていました。最年長ということもあり、どうすれば成功できるのだろうと、デビューが決まった瞬間から、そちらを考える気持ちの方が強かったです。

――今の7人で活動する中で、「このメンバーでよかった」と特に感じるのは、どのようなときですか。
全員の視座が高いと感じるときです。ダンス一つを取っても、常に成長し続けたいという思いを全員が強く持っているので、めちゃくちゃいい環境にいると思います。お互いに高め合い、常に上を目指していくグループです。1人もその思いを欠くことなく、7人で突き進んでいるところが、aoenのいいところだと思います。

■最年長リーダー・優樹が語る“6人の魅力”
――ここからは、優樹さんから見た6人それぞれの魅力を教えてください。
たくさんあるので、まとまらないです!(笑)

琉楓(RUKA)は情に厚く、愛情深いです。責任感もあるので、チームにとって本当に必要不可欠な存在だと思います。ダンスがめちゃくちゃ上手で、かっこいい顔とかわいらしい顔の両方を持っています。話すと天然な部分もあるので、いろいろなギャップがあるところも魅力です。

雅久(GAKU)は、パフォーマンスという面では右に出る人がいないんじゃないかと思うくらい、ずば抜けています。練習生としての経験も長く、自分のことをひたすら研究しているからこそ、見せ方が分かっていますし、どうすれば見ている人をハッと驚かせられるかも理解しています。まさにパフォーマンスリーダーだと思います。発言するときのボキャブラリーも面白くて、雅久が話すと、その場が雅久の世界になってしまうんです。天然な部分もあり、かっこいいパフォーマンスとは真逆のかわいらしさがある。そのギャップが雅久の個性です。

輝(HIKARU)はまじめで、努力家です。“プリンス”という言葉がめちゃくちゃ似合います。長い手足を武器にしながら、これまで培ってきたバレエの柔軟さやしなやかさを生かして、自分のダンスやパフォーマンスのスタイルを作っています。おしとやかで遠慮しがちなところもありますが、だからこそ気配りが上手です。メンバーを和ませてくれる、穏やかなところも魅力だと思います。

颯太(SOTA)は、人を引きつける唯一無二のビジュアルを持っています。少し鋭くて、怖くも見える目元なのですが、話すと赤ちゃんみたいで、よく笑ったり、ふざけたり、はしゃいだりする無邪気さがあります。そのギャップがすごく魅力的です。それに、本当に頭の回転が早いです。分からないことがあると、「これ、どうしたらいい?」と颯太に聞いて、助けてもらっています。賢さがありながら、魅惑的な表情も見せられる。いろいろな魅力を持っているメンバーです。

京助(KYOSUKE)はオールラウンダーで、ふわふわした雰囲気を持つ末っ子的な存在です。実は礼央よりも末っ子らしいと感じています。僕の弟が京助と同い年で、京助のことが大好きなんです。この間、実家に帰ったときも、京助の魅力を僕に“爆語り”してきました(笑)。ビジュアル、ダンス、歌のすべてを兼ね備えていますが、努力によってそこまで自分を持っていった人です。アーティストとしてのクリエイティブな面にも力を入れ、ずっと自分に厳しくいられるところを尊敬しています。一番の天然でもあります(笑)。ダンスをしているときはバチバチなのに、話すとふわふわしている。そのギャップも魅力的です。

礼央(REO)は末っ子なのに、末っ子ではないような大人っぽさを持っています。練習生としての経験が長く、いろいろな苦難を乗り越えてきたので、自分が知っていることを僕たちに共有してくれます。特に歌では、ボーカルリーダーとしてメンバーを支えてくれています。切り替えも上手で、仕事のときはしっかり仕事モードになりますが、それ以外のときは一緒にふざけたり、おちゃらけたり、急に末っ子感を出したりします。かわいらしい部分と、かっこいいパフォーマンスとのギャップも魅力です。そして、メンバーの中で一番空気を読むのが上手だと思っています。誰かが落ち込んでいると感じたら、すぐ横に行って話を聞いてあげます。視野が広く、人の気持ちを理解できることも、ひとつの才能です。礼央にしかない魅力だと思います。

■サッカーで培った負けず嫌い 得意料理はチャーハン
――5歳から16歳までの11年間、サッカーを続けていたそうですね。当時はどのような少年でしたか。
サッカー少年だった頃は、すごくやんちゃで、いたずら好きな少年でした。

――当時のご自身と、ステージに立っている今のご自身に、共通する部分はありますか。
負けず嫌いなところです。僕の座右の銘は「継続は力なり」なのですが、ダンスも歌も始めたのが遅かったんです。でも、続ければ身になるということをサッカーから学びました。それを信じて続けてきたからこそ、いい結果につながってきたと思います。

――得意料理はチャーハンだそうですが、どのようなこだわりがありますか。
いろいろなYouTubeを見るのですが、あるYouTuberの方が“マキシマム”という調味料を使っていたんです。実家にいたときに買って調理してみたら、「めっちゃおいしい!」となって。普通の塩コショウよりも、僕が好きなしょっぱい味になるので使っています。

もう一つは、しょうゆを焦がすことです。焦がしじょうゆにするだけで全然違います。コクが出て、深みのあるしょうゆの風味がめっちゃいいなと思うので、その2つがポイントです。

――優樹さんのチャーハンを、一番おいしそうに食べてくれるメンバーは誰ですか。
濃い味が好きなメンバーが多いので、結構気に入ってくれます。特に雅久と琉楓は、めっちゃ喜んでくれます。

■東京ガーデンシアターで届けるツアーの集大成
――47都道府県ツアーのファイナルは、aoenにとって過去最大規模となる東京ガーデンシアターです。開催が決まったとき、最初にどのようなことを思いましたか。
不安が最初に来ました。実は、今も不安です。でも、ここまでの公演で得たものや、成長できた部分は絶対にファイナルへ詰め込みたいと思っています。aoringの皆さんに喜んでいただける公演にしたいです。「2026年はaoenと一緒にいられて楽しかった」「仕事や学校を頑張る糧になった」「活力をもらえた」と思っていただけたらうれしいです。

――これから、aoenをどのようなグループにしていきたいですか。
ツアーを続ける中で、一人ひとりの個性がすごく磨かれていると感じています。歌やダンスなどのパフォーマンスに対する意識も全員が高いので、努力を絶対に怠らず、常に高みを目指していきたいです。その上で、人間的な個性も一人ひとりが確立して輝き、7人が集まったときに最強になれるグループになりたいです。

■aoringは「幸せを共有したい存在」
――2025年には、Weverseで、ファンから届いたメッセージに年間1万回以上の「いいね」を残したとして登録アーティストのなかでもトップだったそうですね。この数字を知ったときは、どう思いましたか。
ランキングに載せていただいて、びっくりしました。以前、aoenとして活動する前は、電子のファンレターを携帯で見られるなんて思っていなかったですし、そういうものもなかったので、すごいなと思います。僕も気軽に読むことができますし、毎日送ってくださる方もいます。「ありがとう」という気持ちで“いいね”を押しています。

――優樹さん自身が、ファンの言葉に救われた経験はありますか。
「どんな優樹くんでも好きでいるよ」といった言葉はうれしいです。ずっと味方でいてくれるということがすごく伝わってきて、うれしかったです。

――優樹さんにとってaoringは、どのような存在ですか。
幸せを共有したい存在です。

――最後に、aoringの皆さんへメッセージをお願いします。
夢に向かって頑張る僕たちの隣で応援してくださったらうれしいです。先ほども話しましたが、今いる環境は当たり前ではないと強く思っています。aoringの皆さんの存在も含めて、感謝の気持ちは絶対に忘れずに活動していきたいです。

ぜひaoenの活動を見守り、一緒についてきてくださったらうれしいです。僕たちもたくさん恩返しをしていきたいですし、aoringの皆さんを喜ばせたいという気持ちを常に持ちながら、まずはツアーの最後まで走り抜きたいと思います。よろしくお願いします。

【編集後記】
取材前、「ほかのメンバーと内容がかぶらないようにしないと!」と周囲への気遣いを見せていた優樹。質問の一つひとつに向き合い、丁寧に言葉を選ぶ姿からは、その誠実な人柄が伝わってきた。

しかし、6人のメンバーそれぞれの魅力を尋ねると、様子は一変。「たくさんあるので、まとまらないです!(笑)」という言葉通り、愛情のこもったエピソードが次々とあふれ出した。一人ひとりの努力や個性、何げない表情まで見つめていることが伝わり、“縁の下の力持ち”として温かくグループを支える最年長リーダーの姿が垣間見えた。

 会議室のシンプルな壁を背景に行った写真撮影では、何げない空間さえ印象的な一枚へと変える存在感を発揮。整ったビジュアルだけでは語りきれない、カメラの前で空気を変えるカリスマ性を感じさせた。華やかな存在感に恵まれながらも、歩みを止めず、誠実に努力を重ねる。遠回りした時間も力に変え、周囲への感謝を忘れない優樹の姿に、これから先の歩みも見届けたくなるインタビューとなった。

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