講演で自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかける渡辺明弘さん=20日午後、大阪市
秋の全国交通安全運動の行事として、息子を車と自転車の事故で亡くした松山市の渡辺明弘さん(57)が20日、大阪市内で講演し、自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかけた。着用率は大阪府が全国で最下位。渡辺さんは「命の価値と、ヘルメットの金額を比べて考えてほしい」と訴えた。
渡辺さんの息子大地さん=当時(15)=は高校1年の2014年12月、自転車で下校中にトラックにはねられ、頭を強打して亡くなった。講演では大地さんの入学前、1万円以上するヘルメットを「高い」と思い、購入しなかったと打ち明けた。「買っていれば生きていたのではないか。答えのない問いを一生抱えている」と後悔を述べた。