企画者のナカバヤシアリサさん=別府市末広町の清島アパート
【別府】別府市民文化祭「ベップ・アート・マンス2025」が始まった。16回目。11月16日までの期間中、市内各所で県内外の個人、団体による127のプログラムが開催される。工芸、絵画、音楽、パフォーマンスなど多彩な企画の一部を紹介する。
アーティストが居住・制作する清島アパート(同市末広町)では期間中、相模原市の芸術家たちの作品を紹介する「別府×相模原クロッシング」を開催する。同アパートと相模原の作品を交換する展示会。2拠点で活動するナカバヤシアリサさんがそれぞれの地で活躍する芸術家の交流などを目的に企画した。11月上旬から中旬にかけて同アパート8人の作品を相模原市に展示する。
相模原市周辺は美術大が多いエリアで、卒業生らの活動も活発。今回、20軒以上のスタジオと約100人の芸術家による「スーパー・オープン・スタジオ・ネットワーク」から9人の作品を展示している。厚紙を組み立てて人形にした立体作品、映像作品などが並ぶ。
ナカバヤシさんは「アートで盛り上がる別府を相模原のみんなにも知ってもらいたい。作品交換を通して互いに影響を与え合う機会にもなれば」と話した。
両市を結ぶオンラインと別府市内でのトーク・イベントなどもある。