セイウチの「いちこ」と記念撮影をする名付け親の溝口珠寿さん(奥の右端)ら=大分市神崎
大分市神崎の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(田中平館長)で5日、4月に誕生したセイウチの赤ちゃんの命名式があった。15日生まれだったことにちなみ、名前は「いちこ」に決まった。
同館は夏休み期間中に名前を公募。1万2692通の応募から、福岡県の溝口珠寿(すず)ちゃん(5)が名付け親に選ばれた。
命名式では、くす玉を割って名前を披露。家族と一緒に出席した珠寿ちゃんは「覚えやすいと思う。かわいく元気に育ってほしい」と話し、「いちこ」と記念撮影を楽しんだ。
同館によると、「いちこ」は体重約140キロで順調に育っている。飼育部獣類グループの沢田達雄サブリーダー(43)は「呼びかけて一番しっくりくる名前を選んだ。無邪気な様子をぜひ見に来てもらいたい」と話した。