「多くの人に聴いてもらい、口ずさんでほしい」と語るゆあさみちるさん＝大分市府内町のハニカムプラザ
【別府】別府市在住の歌手ゆあさみちるさん（３４）が新曲ＣＤ「遅咲きのＨＥＲＯ」を発売した。カップリングは「温泉マイスター」でもあるゆあささんが作詞作曲した「一風呂（ひとっぷろ）のうた」。「『遅咲き―』は全ての人への応援ソング。『一風呂―』は風呂の魅力を歌った曲。おんせん県おおいたの全ての風呂で口ずさんでほしい」とＰＲした。
ゆあささんは新潟県出身で、２００７年にＮＨＫのど自慢チャンピオン大会で優秀賞に選ばれた。歌唱力を武器に人気ロックバンド「ＧＬＡＹ」のアルバムにコーラスで参加したり、ＣＭ曲を歌ったりと活動を続けた。１７年から別府市在住の作詞作曲家、花岡優平さん（７２）に師事。２１年に同市に移住した。
２０年にＣＤ「私の花」でメジャーデビューした後は、新型コロナウイルス禍もありインターネット配信で楽曲を発表してきた。
「遅咲き―」は５月１５日にリリースした７曲目のシングル。作詞は花岡さん、作曲は「お久しぶりね」などのヒット曲がある杉本真人さん。軽快なメロディーに乗せ、好きなことに挑戦する気持ちを歌っている。「一風呂―」は、「湯やっぱ～やっぱ風呂だね」の歌い出しで、音頭のような明るい曲調。
師匠でプロデューサーでもある花岡さんは「何を歌っても及第点をたたき出す歌手だが、まだポテンシャルがある。歌の力とともに男装の麗人的なかっこよさも含めて、もっとアピールしていきたい」と魅力を語る。
８日には別府市公会堂であるチャリティーイベント「たけのこフェスタ」に出演する。ゆあささんは「ライブやＣＤで自分の歌に触れた方が、また聴きたいと思ってくれるような歌い手になりたい。一度聴いてほしい」と話している。
新曲ＣＤは、全国のＣＤ店とテイチクエンタテインメントオンラインショップで購入できる。
