「ノースサファリサッポロ」の運営会社「サクセス観光」の取締役自宅へ家宅捜索に入る北海道警の捜査員=23日午前、札幌市
札幌市の許可を得ずに市街化調整区域で開設していたことが問題となり、9月末に閉園した同市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」を巡り、北海道警は23日、都市計画法違反容疑などで運営会社「サクセス観光」(同市)や、取締役の自宅など複数の関係先を家宅捜索した。
同園は2005年開業。敷地全域が土地の開発や建築が制限される都市計画法上の市街化調整区域にあり、飼育施設などの建設には事前に市の許可が必要となる。市は04年に違法な建築を確認し、行政指導を繰り返したが建物は増え続け、昨年12月時点で183棟に達していた。