昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(93)は20日、京都市の清水寺で講演した。仏教やキリスト教など各宗教の関係者でつくる「日本宗教者平和協議会」が開いた集会に登壇し「核兵器が使われるかもしれない戦争をできるだけ早く収める。そういう気概を持ってがんばってもらいたい」と訴えた。
集会は戦後・被爆80年をテーマとした。田中氏は講演で「核兵器禁止条約を日本政府が批准しないのはおかしいと、国民はもっと怒らないといけない」と語った。
19日付の紙面はこちら