(左から)開会式であいさつする長野景一社長、アドバイザーの小野裕史さん、コーディネーターの直野誠報道部編集委員
大分合同新聞社の長野景一社長が開会式で「社会の多様化で価値観が変化している。地域で活躍するフロントランナーも新たな領域に挑戦し、情報発信し続けている。地域に幸せが訪れるよう、本音の議論を展開してほしい」とあいさつ。直野誠報道部編集委員が進行役を務めた。
キーノートセッションでは、インフィニティ・ベンチャーズ(東京都)の共同代表・小野裕史さんが「ICT(情報通信技術)の発展で、簡単に世界に発信できるようになった」と強調。面白いと感じたことがあればすぐに目標を定め、ネットで発信する「ノータイムポチリ」という独自の概念を提案し「興味を持った瞬間に動くことが大切」と訴えた。
地域リポートでは、岩尾晋作さん(カモシカ書店店主)、丸田晋也さん(丸田酒舗店長)、河野忍さん(ペットリボン代表取締役社長)、南暁さん(未来企業カレッジ代表取締役)、岡野涼子さん(一般社団法人NINAU代表理事)が、日頃の活動と地域や事業に対する思いを発表した。
出演者全員によるトークセッションがあり、出演者がそれぞれの目標を語る上で「個と公が交わる場を増やしたい」(岡野さん)、「10社創業」(南さん)、「(創業したての起業家を支援する)エンジェル投資家になりたい」(河野さん)、「人の夢を叶(かな)える!」(丸田さん)、「大分市にゲストハウスを作ろう」(岩尾さん)のキーワードを挙げた。
小野さんは「自分の有限な時間は、本当に夢中になれることに費やすことが一番。結果として経済的な活動や、社会の課題解決につながったり、周囲によい影響を与えられればハッピーだ」と締めくくった。