(左から)開会式であいさつする長野景一社長、アドバイザーの上田英司さん、コーディネーターの首藤誠一編集委員
開会式で大分合同新聞社の長野景一社長が「地域の未来を担う人材を育成していかなければならない。自然、歴史、文化などさまざまな素材を活用し、育った人が地域の魅力を高めていく理想のサイクルを回すため、地域の持つ学びの力を共有したい」とあいさつ。
キーノートセッションでは、ボランティアコーディネートなどに携わるアドバイザーの上田英司・日本NPOセンター事務局次長と、大分合同新聞社の首藤誠一報道部編集委員が対談。地域での学びで身に付く力、多様な体験の場をつくる大切さへの理解を深めた。
地域リポートでは佐藤陽平さん(臼杵市・ひとねるアカデミー代表理事)、中津東高校マーケティング部(中津市・成重さりな部長)、中村大悟さん(同・耶馬渓アクアパークインストラクター)、金成妍(キム・ソンヨン)さん(玖珠町・久留島武彦記念館館長)、高見大介さん(大分市・日本文理大学人間力育成センター長)が、携わる地域での学びの内容や効果について説明した。
トークセッションでは出演者が、課題や将来の夢をキーワードを掲げながら議論した。課題についてのキーワードは「たいけん=たいへん」(佐藤さん)、「つながる」(金さん)、「仲間」(高見さん)など。「中津の活性化の力の一つに」(成重さん)、「地域愛×将来づくり」(中村さん)といった夢も掲げられた。
上田さんは「大分にいる多様な人材が活躍できる地域になってほしい」とアドバイス。首藤編集委員は「地域で育む学びの力は、地域を育む学びの力でもある」と締めくくった。