【ハニカムアートギャラリー】⑫清杉知宏展　女性の内面まで描いた作品１６点

大分合同新聞
GXエデュケーション
【ハニカムアートギャラリー】⑫清杉知宏展女性の内面まで描いた作品１６点

ＧＸエデュケーション: 【ハニカムアートギャラリー】⑫清杉知宏展　女性の内面まで描いた作品１６点; 2024/07/02(火) 03:00アート

清杉知宏さん

　創元会会員、県美術協会委員、アートアカデミー大賞展特別賞、ホキ美術館プラチナ大賞展入選など受賞歴多数の清杉知宏さんの作品が、大分市府内町の大分合同新聞本社常設コーナーのハニカムアートギャラリーに展示されている。７月１日から１２日まで。内面まで伝わるような女性を穏やかに描いている。油彩画作品など１６点を展示、販売している。

▽作品の紹介
　「チェルシーの台所」シリーズは、キャンディーの有名なテレビコマーシャルに出演する女性をイメージしている。家族や身近な人を思いながら食事の用意をしている穏やかな日常を描いている。「存在の行方」シリーズは、発泡スチロールの表面に絵を描いた作品。表面の一部をバーナーで焼き、溶けた部分に色を付け、表面には見えない世界を見せている。

▽絵を描く楽しみ、見る楽しみ
　絵を描くことは自分と向き合う時間。平和で穏やかな時間や理想的な暮らしの様子を表現したい。他の作家の絵を見ることは、有名や無名を問わず、自分の世界観と共感できる人に出会う機会だと感じている。言葉では十分に説明できないことが絵を通じると理解し合える。そのようなときが、とてもうれしい。

▽これからの制作について
　創元会や絵のまち尾道四季展など全国的な公募展にも作品を出していきたい。

　開場時間は午前９時から午後５時（土日祝日は休み）。最終日は午後３時まで。入場無料。

　きよすぎ・ともひろ　１９６０年大分県生まれ。県立芸術文化短期大、大分大大学院（美術教育学）修了。県内の中学校で美術教員を勤める。臼杵市在住。