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202049日()

トウツバキを後世に 竹田市と大分短大、再生プロジェクト始まる

トウツバキの木を見上げる吉野賢一教授=竹田市片ケ瀬
トウツバキの木を見上げる吉野賢一教授=竹田市片ケ瀬
  • 協定書を手にする首藤勝次市長(左)と田代洋丞学長=竹田市役所

 竹田市と大分短期大(大分市)は20日、竹田市片ケ瀬のトウツバキ(市指定天然記念物)を再生するプロジェクトを発足させた。花の数が年々減っているため、樹勢の回復を図る一方、接ぎ木や挿し木による後継樹の育成に取り組む。
 市役所であった調印式には9人が出席。首藤勝次市長が「樹齢160~200年の木を後世に伝えたい」とあいさつし、田代洋丞学長は「成功させ、竹田で多くの花を咲かせる」と述べた。
 昨年3~8月、吉野賢一教授(76)ら同短大のチームは5回にわたる現地調査を実施。木の衰退度は5段階で2番目に悪い「Ⅳ(著しく不良)」と判定した。幹の一部が腐り、放置すれば内部に空洞が広がり、倒壊の恐れがあるという。
 今後、幹にサザンカやヤブツバキの根をつないで樹木全体に養分と水分が届くようにする。肥料などで土壌改良を進め、周囲に防護柵を設置する。
 同短大によると、トウツバキは種による増殖が難しい。枝先で後継樹の育成に挑む。成功すれば今秋にも苗木が誕生する。温室で1、2年育成して市に渡す。
 片ケ瀬自治会の油布晃会長(66)は「トウツバキにちなんだ歌やお菓子づくりを進めている。片ケ瀬を名所にしたい」と期待を高める。
 市教委まちづくり文化財課によると、木の高さは約7メートルで、庄屋の屋敷跡にある。南画家の田能村竹田(1777~1835年)が鉢植えを新築祝いに贈ったと伝えられている。

※この記事は、2月23日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。

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