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自然共生地域に中津干潟など23ヵ所 大分県「保全意識高めて」

 県内の多様な生物が暮らす自然環境の保たれた地域を広く知ってもらうため、県は「おおいたの重要な自然共生地域」として、干潟や原生林など23カ所を選定した。自然公園のように法的規制がないエリアが対象で、有識者らが約2年半かけて絞り込んだ。現地には看板を設置。規制がないからこそ、県民に保全への意識を高めてほしい考えだ。
 選定地域はカブトガニなどの希少種が生息する「中津干潟」(中津市)、340種の植物が育つ「佐伯市城山の自然林」、日本列島が大陸と陸続きだったことを証明する大陸系遺存植物が多数生育する「天間高原」(別府市)など。
 県は2016年12月、学識経験者8人でつくる検討委員会を立ち上げた。自然環境が守られ、民間団体などによる保全活動や自然観察会が実施されている118カ所をピックアップ。地元の市町村や住民の意見も聞いて絞り込み、今年3月に公表した。
 委員長を務めた杉浦嘉雄・日本文理大教授(66)は「豊かな自然の残る地域が十分に知られないまま開発されて姿を消すケースもある。選定が周辺住民をはじめ県民の理解を深めるきっかけになれば」という。
 大分市内では、大野川から分かれて別府湾に注ぎ込む「乙津川」(全長10・9キロ)が選ばれた。河川敷では地元住民らが「水辺の楽校」と称して、野鳥観察会やカヌー体験など自然に親しむ活動を続けている。
 リーダーの安部泰史さん(75)=同市中鶴崎=は「選定で乙津川の豊かな自然を知る人が増え、流域各地で保全活動などに取り組むグループの絆が広がってほしい」と期待を寄せる。
 県は選定地域をホームページに掲載。現地には順次、周辺に生息する生物や保全に努める団体などを紹介する看板を設置している。
 自然保護推進室は「選定による開発などへの規制はないが、今後も選定を進めて生物多様性への配慮を呼び掛けていく」と話している。
※この記事は、12月6日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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