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大分県西部で激しい雨、5万人に避難勧告

 県内は28日午前、対馬海峡に停滞する前線の影響で大気の状態が不安定になり、西部を中心に激しい雨が降った。午前11時現在、中津、日田、玖珠の2市1町が計約2万世帯5万人に避難勧告を出した。大分地方気象台は土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けている。
 県災害警戒本部によると、人や建物への被害は確認されていない。倒木など道路の被害・規制は計3カ所。午前11時現在、日田、中津両市で152世帯258人が避難所に身を寄せている。
 県教委などのまとめでは、日田、中津両市と玖珠町の小中高、特別支援学校の計49校(私立を含む)が臨時休校した。日田高は始業時間を繰り下げ、中津市内の小中3校は自宅待機とした。
 気象台によると、降り始め(26日午前2時)から28日午前10時までの総雨量は▽椿ケ鼻 277・5ミリ▽三本松 257・5ミリ▽玖珠 178・0ミリ―など。大分は66・5ミリ。
 29日も午前中を中心に西部で激しい雨が降る恐れがある。午前6時までの24時間予想雨量は多い所で▽西部 200ミリ▽北部 150ミリ▽中部 100ミリ▽南部 60ミリ。

〇特急など交通機関に乱れ
 交通機関も乱れた。午前8時45分ごろ、宮崎県日向市のJR日豊線南日向―美々津間で、宮崎発大分行きの特急にちりん6号が倒木と接触。乗客にけがはなく、撤去作業をして約1時間20分後に運転を再開した。この他、同11時時点で、久大線が始発から運転を見合わせている。
 高速道は大分自動車道杷木インターチェンジ(IC)―日田IC間の上下線が午前5時35分から通行止め。
 高速バスは大分と長崎を結ぶ便が終日運休。福岡を結ぶ便は始発から運休しており、日田バスは路線と高速が、共に始発から全便の運行を見合わせている。

〇日田市大鶴地区で49世帯81人が避難
 日田市大鶴地区は午前10時現在、49世帯81人が大鶴公民館に避難。2年前の福岡・大分豪雨で地区に大きな被害が出たこともあり、住民らはテレビの情報を心配しながら見ていた。大肥本町の無職山下安子さん(78)は「近所の人と避難した。雨が心配で夜は眠れなかった。少しの雨でも不安になる」。
 市内を流れる三隈川や花月川なども増水し、住民が不安そうに様子を見ていた。

〇中津江村の国道442号で倒木
 日田市中津江村栃野の国道442号では午前4時半ごろ、道路沿いの木が電線に倒れかかっているのを通行人が見つけ、市中津江振興局に連絡した。付近は片側通行となり午前11時現在、撤去作業が続いている。九州電力日田配電事業所によると、周辺で停電は発生していない。

〇日田市が災害対策本部を設置
 日田市は午前7時に災害対策本部を設置。同7時半までに市中心部の一部を除く市内全域に避難勧告を出した。同8時半から市役所で本部会議を開いた。原田啓介市長は「土砂災害などに警戒し、早めの対応をしてほしい」と訓示した。

〇耶馬渓町の山国川、一時危険水位超え
 中津市は山国川が増水し、一時、上流の耶馬渓町柿坂で氾濫危険水位を超えた。同町戸原と平田に架かる馬渓橋付近でも茶色く濁った水が勢いよく流れ、水位が上昇した。平田の消防団員、田本哲也さん(31)は「朝5時ごろから地区の警戒をしている。被害がなければいいが」と心配そうに話し、仲間と消防団車に乗り込んだ。
※この記事は、8月28日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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