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地域と連携し発信力強化 新たな会場、関連公演も

別府アルゲリッチ音楽祭 〝悠久〟への新たな一歩(上)

 第21回別府アルゲリッチ音楽祭(大分合同新聞社後援、12日~6月2日)が間もなく開幕する。テーマは「悠久の真実~ベートーヴェン」。音楽を通し人類愛を訴えた歴史的音楽家をテーマに据えた。将来に向けた地域との連携、運営スタッフの充実、若手演奏家の育成…。新しい一歩を踏み出す音楽祭の姿を展望した。

 16世紀の戦国の世、大友宗麟とフランシスコ・ザビエルが出会い、西洋の宗教や文化が伝来。大分は日本で初めて西洋音楽が演奏されたとされている。音楽祭の伊藤京子総合プロデューサーは言う。「他国の文化や感性を見いだせる土壌があった」。20回を重ねてきた音楽祭が、大分の地で開催される意味を改めて見直している。
 リスタートと位置づける今年は、昨年から運営に参画するようになった大分市の平和市民公園能楽堂が新たに会場として加わる。2017、18年の静岡県熱海市のMOA美術館能楽堂での音楽祭関連コンサートで、マルタ・アルゲリッチ総監督は「能楽堂は日本の文化の素晴らしさを感じさせ、幽玄の世界へと導いてくれる」と評した。日本の伝統文化と西洋で育ったクラシックが融合する世界を聴衆は堪能することができる。
 熱海の能楽堂はアルゲリッチが演奏して有名になり、歌舞伎役者の坂東玉三郎も公演を決めたという。能楽堂での出演は日本人の弦楽カルテットだが、いずれも国際的アーティスト。能楽堂の存在を広くアピールする好機だ。
 大分市文化国際課の衛藤祐一課長は「(能楽堂の活用は)意義深いこと」と歓迎。昨年から市独自のプロモーションコンサート、各支所や公民館でのチラシ配布、SNSでの拡散など積極的に広報。音楽祭との関係性を構築したい考え。
 8年ぶりに県内での関連コンサートが開かれるのは、滝廉太郎ゆかりの竹田市。昨年秋にオープンし、上質の音響を誇るグランツたけたに、巨匠ミッシャ・マイスキー(チェロ)を迎える。同ホールの内野雅子チーフプロデュサーは「すごいチャンス」と意気込む。「超一流の演奏を聴き、市民が気軽にクラシックに触れるきっかけにもなってほしい」と期待する。
 アルゲリッチ芸術振興財団は音楽祭20年の歴史を踏まえて、各地域拠点とのさらなる連携・ネットワークづくりに踏み出す。竹田の公演はその第一歩。「いろいろな地域に音楽祭に関わっていただき、恩恵も受け渡していきたい」(伊藤総合プロデューサー)と、育んできた音楽文化をさらに広く発信していく。
※この記事は、5月4日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。
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