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全小学校にラグビーボール W杯見据え県が配布へ

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)県内開催までに、子どもたちに競技の楽しさを知ってもらおうと、県は本年度、県内の全小学校・義務教育学校(計260校)にラグビーボールを配布する。授業などで小学生向けの「タグラグビー」をプレーしてもらい、魅力を伝えていく。W杯の認知度アップや機運の醸成を図り、大会後の普及も目指している。

 タグラグビーはラグビーとほぼ同じルール。タックルなど身体的接触が禁止され、腰に着けたタグを取って相手を止める。比較的安全なことから、初心者や子ども向けに推奨されている。11年施行の学習指導要領から体育の種目の一例として記載された。
 県教委などの調査によると、16年度に授業などでタグラグビーや用具を使った運動を取り入れたのは計141校で全体の53%。実施していない学校に理由を聞くと▽ボールなど用具がない▽どう教えていいか分からない▽ルールが分からない―との声が多くを占めた。
 県は校内で親しめる環境を整えるため、各校4個ずつボールを配る。7、8月に県内各地で教員向けに開く体育指導の講習会で渡す他、県ラグビー協会の担当者がルール、指導方法やルールを教える予定。
 大分市明野北小学校の長賢司教諭(47)は前任地の臼杵市内で01年にタグラグビーのチームを設立。その後も校内外で指導や普及に努めてきた。「タグラグビーをする学校は増えたが、教員もルールを知らない人が大半。これを機に競技の認知度が高まればW杯の盛り上がりにつながる」と話す。
 県ラグビーワールドカップ2019推進室は「本番までに県内の実施率100%を目指す。授業だけでなく、昼休みにボールで遊ぶ子が増えるのが理想。将来的な競技人口の拡大につながる」としている。
※この記事は、5月20日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。

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