ウクライナ支援案に拒否権

ポーランドの首都ワルシャワの議会で演説するナブロツキ大統領=6日(ロイター=共同)

 【ウィーン共同】ポーランドのナブロツキ大統領は25日、国内で暮らすウクライナ避難民への支援を延長する改正法案に拒否権を行使し、成立を阻んだ。理由として避難民の子どもに毎月支給する児童手当を巡り、就労していない世帯を除外する規定が盛り込まれていないことを挙げた。ポーランド通信が伝えた。

 ナブロツキ氏は「ポーランドで働く努力をするウクライナ人にのみ支給されるべきだ」と主張した。反移民派とされる同氏は6月の大統領選で「自国第一主義」を掲げ当選した。ポーランドはウクライナ避難民の子どもに1人当たり月額800ズロチ(約3万2千円)の手当を支給している。

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