県内の商業施設でクリスマス商戦がピークを迎えている。子ども向けにはユーチューバーが紹介する商品への注目が急上昇。大人向けは冬物衣類が人気の様子だ。 大分市宮崎の玩具店「トイザらス・ベビーザらス大分店」は、プレゼントの下見や購入に訪れた家族でにぎわっている。店によると、ミニカーを走らせて遊ぶセットや、映像内でペットを育てるおもちゃがよく売れている。 篠原郁美副店長（４２）は「ユーチューブの影響で、写真や動画の撮影機能がある商品に憧れる子どもも多い」と説明する。 大分市公園通りの会社員武部暢宏さん（５４）は、北九州市に住む２人の孫への贈り物にブロック玩具を買った。「仲良く遊んでほしい」と目を細めた。 服や靴、小物を扱う同市公園通り西の「ａｌｏパークプレイス大分店」は、１１月末から互いのプレゼントを探すカップルや夫婦が目立ち始めた。相場は１万円前後で、アウターが人気という。 中嶋萩奈店長（３２）は「男女兼用で使える商品がよく選ばれている」と話す。 例年同様、１２月中旬から客足が伸びた。クリスマス直前がピークになりそう。
