2024517日()

  • 大分合同新聞
  • 大分県内
  • 商標登録「農泊」国と使用協定延長 安心院から浸透「グリーンツーリズム一層推進」 [宇佐新聞]

商標登録「農泊」国と使用協定延長 安心院から浸透「グリーンツーリズム一層推進」

「農泊」の商標登録証を持つ宮田静一会長=宇佐市安心院町下毛
「農泊」の商標登録証を持つ宮田静一会長=宇佐市安心院町下毛
  • 「農泊」の商標登録証を持つ宮田静一会長=宇佐市安心院町下毛
  • 昨年あった「農泊」使用延長に関する協定の調印式。安心院町グリーンツーリズム研究会と農林水産省の関係者が出席した

 【宇佐】NPO法人安心院町グリーンツーリズム(GT)研究会(宇佐市安心院町)が商標登録している単語「農泊」について、研究会は農林水産省と結んでいる使用協定を延長した。同省は安心院から全国に広がった言葉が、正しく農山漁村の振興に生かされるよう管理している。宮田静一会長(74)は「国が今後もGTを応援してくれると受け止め、頑張りたい」と思いを新たにしている。
 「農泊」は「農村民泊」を略した言葉。全国に先駆けた安心院のGT活動から生まれた。研究会は「農泊」がGT以外で使われることがないように、2003年に商標登録した。
 同省は17年度から農山漁村の観光や地域振興を目的に、「農泊」という言葉を使って推進対策を始めた。研究会は趣旨に賛同し、18年度に同省と「農泊」を無償で使える協定を結んだ。同省は間違った言葉の使い方をされないように、民間事業者などがツアーやイベントで「農泊」を使用したい場合、申請を求めている。
 研究会は商標登録の更新(10年間)に合わせて、昨年10月、同省と協定を結び直した。調印式で安心院町を訪れた都市農村交流課農泊推進室の担当者は「農泊は農山漁村観光のビジネスモデルとして成立している。引き続き応援していく」と話した。
 研究会メンバーらは「GTを次世代に引き継げるよう活動を一層推進する」と意気込んでいる。

おすすめニュース

宇佐新聞
2024/05/17(金) 15:05
宇佐市の清水女子会、県道沿いの交差点そばに花壇鮮やかな花...
宇佐新聞
2024/05/17(金) 03:00
宇佐市で18日に平和ウオーク宇佐海軍航空隊跡地など戦争遺構...
宇佐新聞
2024/05/16(木) 17:41
安心院高で地元事業者ら4人が講演会地域の魅力や課題解決力...
宇佐新聞
2024/05/15(水) 13:22
宇佐市の天津小児童、高校生から決まり手など学ぶ校内相撲大...
宇佐新聞
2024/05/15(水) 13:02
宇佐市安心院町で鏝絵花まつり観光客らがガイドの案内で中心...
宇佐新聞
2024/05/14(火) 14:50
宇佐産業科学高生徒が棚田近くで花の苗植え滝貞・小平地区の...
宇佐新聞
2024/05/14(火) 12:19
特殊詐欺被害防止へ宇佐署が街頭啓発活動SNSやロマンス型「...
宇佐新聞
2024/05/13(月) 13:49
安心院町の3校児童が茶摘み体験通じ交流23人参加、進学前の...
宇佐新聞
2024/05/13(月) 13:49
大分合同本因坊戦、宇佐市地区予選は今仁さん優勝
宇佐新聞
2024/05/11(土) 03:00
日本神話を描いたフランス人画家悼む宇佐神宮で12日にイベン...
宇佐新聞
2024/05/11(土) 03:00
色とりどりバラ100種・2500株宇佐市の千財農園で見頃
宇佐新聞
2024/05/02(木) 16:15
宇佐市の岳切渓谷で安全祈願祭3日にキャンプ場開き「家族連...
お友だち紹介キャンペーン
SDGs 大分合同新聞社

ニュースアクセスランキング 16時21分集計

大分ニュース