【Gateインパクト】地球さんご賞実行委員エッセー(1) 矢部川源流体験にて

地球さんご賞実行委員の森敏彦さん

 水のもり文化プロジェクト 代表理事 森敏彦

 7月末、本年度から参加する「地球さんご賞大分実行員会」の第3回会議(会場・大分市の大分合同新聞社)に参加した。

 何もかも初めての開催ながら多数の方が出席し、今後の進行に関しての確認や提案など、不安と期待が混じった議事に少し硬くなった様子も見えたのだが、議長のユーモアあふれるヤジが会議を和ませ、笑顔の絶えぬ会議となり大分実行委員会の今後が楽しみになった。その後の懇親会も熱気に満ちた対話が楽しかったのだが、議長の果てることのないプロレス話に閉口しながら退散させていただいた。

 翌日、地球さんご賞八女実行委員会(福岡県八女市)の環境活動「矢部川源流自然体験」に参加した。八女市から大川市、柳川市を経て有明海にそそぐ矢部川の源流を訪ねるツアーである。子どもたちが川底の生物探索など自然にふれる体験をし、その体験を作文に書いていただきたいとの趣旨である。

 小学生30人と、ボランティアの高校生を含めて30人ほどの進行役が帯同し、3台のマイクロバスで矢部川源流へ向かった。1時間ほど走った先に「杣の里渓流公園」がある。そこは、むせるような熱気が消え、空の青さと緑の木漏れ日があり、皆で息を継ぐように肩をゆるめて空の青さを見上げていた。

 ここから矢部川源流の一つである御側川の奥の八ッ滝に徒歩で向かう。川沿いに続く山道の途中には大きなつり橋がかかり、その奥にある滝を目指すという。

 足元が不安な私は、先遣隊という言いわけのもとに車で先行し、無人の瀑布(ばくふ)に足を延ばすことができた。瀑布の轟(とどろき)と岩塊を走る水音が心の澱(おり)を流してくれる。しばらくして、子どもたちの歓声が川沿いの側道から聞こえてきた。

 午後には有志の方が「作文ワークショップ」を開催していただき、子どもたちとのやりとりに思わず頬がゆるんだ。最後に子どもたちがそれぞれの体験や感想を作文につづってくれた。
私が気に入った作品をご紹介する。

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滝はドドドドおちていく
石がたくさんあったんだ
川はブルブルつめたいな
土で、よごれていやだった
水はとってもつめたいな
山のぼり、とてもきつかった
木はするするのびていく
鳥に魚に命はたくさん
川でバチャバチャおよぎたい
矢部川、いきものいっぱいかな?
将来の矢部川は、良いところかな
(八女市立長峰小学校3年 溝尻祐弥)

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 子どもたちへの自然体験ツアーではあったのだが、不器用に生きてきた私にとっては、はるか昔に過ごした時代を振り返る貴重な機会となった。次回は大分での体験ツアーに参加したいと考えている。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

 地球さんご賞は、命や自然、環境の大切さをテーマにした、子どもたち(小中学生対象)の作文コンクールです。募集要領と原稿用紙をPDFで添付していますので、奮って応募ください。

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