【Gateインパクト】村山元首相の日記 95年1月19日、被災地に入り「想像を絶する被害」「初動が大切と痛感」

村山富市元首相が残した日記。阪神大震災の被災地に入った1995年1月19日のページ

 2025年10月に亡くなった村山富市元首相。大分市の自宅にあった遺品の中に、首相在任時の日記帳が1冊残っていました。
 その中から、阪神大震災の被災地に本人が初めて入った1995年1月19日のページを紹介します。

 ※家族の同意を得て掲載しています。ほぼ原文のままで、明らかな誤字は修正しました。判読困難な字は文脈から推測しました。

■1月19日
兵庫県被災地現地を訪問 9.58羽田発
空から自衛隊ヘリコプターで被災地区を視察
神戸市ほか被災地の現地を訪問した.
学校の講堂等で避難生活をしている方々に逢って話しをしたいと思ったがマスコミが取りかこむ状況で周囲が心配して思うにまかせず引き揚げることになったのは残念
病院の四階部分がつぶれているところや焼跡.倒かいした家屋など想像を絶する被害.寒さのきびしいなかでお困りの状況は言葉では語りつくせない状況だ
知事.市長関係者に逢い要請をうける
自衛隊の出動が遅かったことがとやかく云はれているが.防災に対する平素からの訓練が何によりも大事だと思う.
県庁も市庁舎もそして職員の各家庭も被災した状況のなかで.人命救助も火災もままならない状況にあったのではないか.
日本列島が特に地震の多い地層にあることを考えると防災対策の全体の見直しはもとより緊急時に即応できる体制はきちんと確立しておく必要がある.
初動における機敏な対応が何によりも大切であることを痛感する

日に日に死者が増え行方不明者が増える状況に胸が痛む.

いずれにしても既存の枠にとらわれず緊急に必要な対策は迅速にやるべし.
現地対策本部も設置してほしいとの地元の要請はもっともであり 自治体と一体となって即断即決ができるようにすべきだと思う

最新記事
【Gateインパクト】村山元首相の日記 95年1月17日、阪神大震災発生「やれることは何んでもやりつくしてほしい」
【Gateインパクト】旅するための読書(3) グレゴリー・ケズナジャット 『言葉のトランジット』
【Gateインパクト】2日の「ゆ~わくワイド」 地球さんご賞ってこんな賞
【Gateインパクト】教育の日エッセー募集
【Gateインパクト】虎の書斎(3) ショートショートの魅力