猫の食べむら、匂いが鍵?

岩手大の実験に参加した猫

 少量ずつ餌を食べては残す猫特有の食べむらには、満腹感だけではなく匂いが関わっていることを岩手大のチームが実験で明らかにし、国際科学誌で発表した。同じ餌を繰り返し与えると食べる量は徐々に少なくなるが、匂いを変えると回復した。加齢や病気で食が細くなった猫の健康管理や、新たなフード開発につながる可能性がある。

 猫は1日に複数回に分けて少量ずつ食べる性質があるが、餌を残す理由は「気まぐれだから」「野生時代からの本能」などと受け止められ、詳しい仕組みは分かっていなかった。

 チームは、12匹に10分間の休止を挟みながら6回に分けて餌を与え、食べる量の変化を調べた。同じ餌を6回与えたところ、食べる量は徐々に減ったが、6回目だけ別の餌を与えると食べる量が回復した。

 さらに餌は同じでも、6回目の餌に新たな匂いを加えると、減少傾向だった食べる量が回復した。食べる合間に、餌と同じ匂いを嗅がせ続けた場合は量が減ったが、別の餌の匂いを嗅がせると、たくさん食べる状態が維持できた。

最新記事
NY原油続伸、106ドル台
英首相私邸放火で報酬提示
米、イラン短期攻撃準備か
NY株5日続落、280ドル安
核抑止脱却へ共同研究開始