再処理工場完成目標は維持

記者会見する日本原燃の増田尚宏社長=1日午前、青森市

 日本原燃が建設中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)を巡り、同社による原子力規制委員会への説明終了が当初計画より遅れることについて、増田尚宏社長は1日の定例記者会見で「(2026年度内としている)完成目標時期を見直す段階ではない」と述べた。

 配管の水漏れや重大事故対策などに関し「11月の説明終了が満足にできなくなってしまったのは本当に申し訳ない。想定していた計画とは作業量が違った」と述べた。

 再処理工場は完成延期を繰り返しており、原燃は昨年8月に27回目の延期を発表。現在は26年度内を目標としている。規制委の新規制基準の審査には20年に合格したが、設計・工事計画の審査が終わっていない。

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